自社の業績パターンに沿って経営計画を立てる
「コロナの影響で、減収減益だ」「昨年に比べて業績が落ち着いてきたが、増収減益だ」といった言葉をよく聞きます。
経営のかじ取りを上手く行っていくには、自社が置かれている現状をしっかりと押さえたうえで、経営計画を立て、実行していくことが重要です。
目次
業績のパターンに応じた経営計画
会社の業績は以下の4つのパターンがあります。
1.増収増益、2.増収減益、3.減収増益、4.減収増益
増収や減収は「売上高の増減」、増益や減益は「利益の増減」を表します。この4つのパターンに応じて経営計画を立てる必要があります。
1.増収増益
もっとも理想的で、会社が成長し、上手く経営できているパターンです。どのような要因で増収増益になっているのか、推移をたどって、その要因を正しく分析しましょう。
その利益は本物か、環境がいいから伸びているだけなのか、将来への投資は十分なのか検討をしましょう。
2.増収減益
売上は増えているが、利益は減っているというケースです。成長途上で、様々なコストをかけ、投資を行いながら経営を行っているパターン、もしくは、競争が激化し、値下げ競争をすることで売上を伸ばしているパターンです。
前者は投資が落ち着けば、増収増益に転じていいけるでしょう。後者は商品(自社の独自固有のサービスは何か)と市場を見直して、高付加価値サービスを提供することが必要です。また、得意先を選別し、優良顧客のウェイトを高めることも有効です。
3.減収減益
売上も利益も減っている、最も厳しい状況です。これが続くようであれば、事業の大きな見直しが必要です。赤字の場合、まずは出血を止めましょう。
具体的には、不採算事業(得意先)からの撤退など、細かく利益管理を行って、マイナス要因を排除する必要があります。最悪のケースは車両の売却やリストラをすることになります。
4.減収増益
市場が伸び悩んでいるが、自社のサービスが強いパターンです。自社の強みをさらに伸ばすか、マーケティングを強化し、売上拡大を目指しましょう。
必要な対策と実践手法を知る
2021年9月28日(火)に、「社員数50名を超えたら作るべき!物流会社の中期経営計画大公開セミナー」を無料で開催します。withコロナ時代を生き残り、成長を加速させるためにも経営計画を策定しましょう。
さいごに
中小運送会社の経営者のみなさまに、日々役立つ情報をお届けしています。下記資料は無料でダウンロードすることができるので、ぜひご活用ください。
当社では運送・物流企業の経営者のみなさまにご活用いただける動画も公開しています。他にも役立つコンテンツも多数、ご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
また、当社は物流企業に特化した経営コンサルティングサービスを提供しています。上記で紹介した取り組みのほかにも、デジタル化、営業戦略・マーケティング施策や採用、中期経営計画の策定など、物流企業の業績アップをご支援しています。
いつでも、お気軽にご相談ください。
なお、コラムの更新やセミナーの最新情報はLINEでも配信中です。
この機会にぜひ『友だち登録』をお願いします。
↑クリックすると友だち登録用のQRコードが表示されます。
おすすめ情報
資料ダウンロード/2025年のグレート物流企業づくり
- 概要
- 2025年を見据えて、今、物流企業がしておかなければならないことについて解説しています。
- 詳細
- https://logiiiii.f-logi.com/documents/text/great-logistics-co2025/
サービス/ロジスティクスプロバイダー経営研究会
- 概要
- 業績アップに特化した物流企業が集まる経営研究会!船井総研ロジが主催する研究会は、日本の物流業界をけん引する企業が一堂に会し、業績アップのノウハウを学びます。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/society/
サービス/物流企業向けコンサルティング
- 概要
- 当社が有する以下のノウハウを最大限に活用し、コンサルティングサービスを提供しています。物流業界に特化し、全国で300社以上の物流企業の業績アップコンサルティングを展開しています。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/consulting/