面接は最終確認の場

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白石 哲郎

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部 
チーフコンサルタント

物流企業に対して倉庫作業員やドライバーの採用支援に主に従事。船井総研ロジの300社以上のクライアントデータから時流を分析し、採用課題改善の提案を行っている。​​

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面接はどんな人と働くのかや、会社の雰囲気など、数値化できないことをチェックするためのものです。
「面接で詳しくお伝えしますので、まずはご応募ください」というのは、今の時代やってはいけません。

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いい人材からの応募が来ない理由

人員募集の求人情報に、具体的な勤務時間や仕事内容を載せられないという会社さんがよくあります。

変則的な業務時間であったり、コースごとに動きが違うので「変な誤解をされたくない」や「面接の場で説明して納得してもらう(口説き落とす)」という理由からですが、それでは今の時代いい人材からの応募が来ません。

会社に応募するのは、ホームページやSNS、クチコミなどであらゆる情報を得て”納得”してからだからです。面接は知る場ではなく、確認の場だからです。 ある会社でホームページから応募してきた人のデータを取りました。

ホームページから応募してきた人のデータ事例

応募者は平均して、初回のアクセスから1.5日後に応募をします。 またその間2.0回ホームページにアクセスし、合計7ページを閲覧します(重複含む)

いい人材ほどあらゆる媒体から丁寧に情報収集をし、比較検討をしています。

この傾向はYouTube等の動画サイトの利用者増で加速しました。

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入社しなくても情報を収集できる時代

動画サイトを利用することで業界のブラックな事情やリアルな手取り給与、いいところ、悪いところなど、少し前まではやってみないと分からなかったことが、やる前に分かる時代になりました。

そして真面目な方や未経験者ほど、そういった情報をよくチェックしています。ホームページ、SNS、動画サイト、クチコミ、まとめサイトなどあらゆるところから情報を集めて、納得できてから応募します。

面接は”最終確認の場”です。
「会社に来てもらえば、うちの良さを分かってくれる」というのは通用しません。

企業がいま取り組むべきこと

これらの求職者の心理を理解したうえで、企業は何をすべきでしょうか?

一つ目は情報の網を広げることです。 具体的には ・ホームページでの公式情報 ・YouTubeやtikitokなどの動画系 ・InstagramやTwitterなどの画像系 などを使いこなすことです。

特に他社からの評価を気にしますので、SNSのいいね数や、フォロワー数も求職者は見ています。ハッシュタグをつけて社名を拡散してもらえるような映えるトラックデザインなどは理想的です。

二つ目に疑問や不安を応募前にいかにつぶすかということです。 具体的には、チャットボット導入です。考えうるあらゆる質問をチャットボットに入れ込んでおき回答してもらいます。 「電話して聞く方が早い」と思う方もいるかもしれませんが、匿名で利用できることが大事です。

チャットボットは作って終わりではなく、求職者からの質問を定期的に追加してメンテナンスすることが重要です。

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