未経験ドライバーから弱音を聞き出す方法

Pen Iconこの記事の執筆者

柴田 純平

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

運送・物流会社を専門に「デジタル化」をメインテーマとしてコンサルティングを行っている。企業規模や課題・目的にあわせた、最適なデジタルシフトの提案や、デジタルツール導入支援を得意としている。特に、AI-OCR・RPA・BIなど、本当に現場で使えるデジタルツールの策定ノウハウを数多く持っている。

≫ 物流企業向け経営コンサルティングについて、くわしく知りたい方はコチラ

前回のコラムでは、長距離ドライバーの定着率を向上させるための「電話フォロー」に焦点を当てました。今回は、物流業界未経験者向けのフォローに関する取り組みについてご紹介します!

計画的な面談でドライバーから弱音・本音・相談を引き出す

とある運送会社では、ドライバーの若返りを目的に、未経験者の採用を推進しています。そのため、大型トラックの運転とリフトのスキルの両方が求められ、育成には時間を要する必要があり、未経験ドライバーは覚えなければいけないこと・分からないことが多数あります。

そこで、入社後の不安を払拭し、定着率を向上させるために、計画的な面談を行っています。内容としては、入社後から1週間ごとに、担当者を変え約30分間の面談を行っています。

具体的な内容は以下の通りです。

1週目役員によるメンタル面のフォロー新入社員の心理的な安定を図るため、
役員が直接メンタル面のフォローを行います。
2週目採用担当者による指導状況のフォロー採用担当者が新入社員の指導状況を確認し、
適切なサポートを提供します。
3週目現場担当者による業務面でのフォロー現場担当者が業務に関する具体的なフォローを行い、
実務に必要なスキルの習得をサポートします。
4週目事務員による会社全体に対してのフォロー事務員が会社全体の仕組みやサポート体制について説明し、
新入社員が会社全体の流れを理解できるようにします。

各面談ごとに、担当者・フォローする内容を明確に分けることで、未経験・若手ドライバーから弱音・本音・相談を引き出すことができています。取り組みを始めてから、若手未経験ドライバーの退職者は一人もおらず、良好なコミュニケーションを保ちながら育成が進められているようです。

ただ面談を行うのではなく、面談の目的を明確化させることが重要です。面談を行っているが、なかなか成果が繋がらない方は、目的や方法を見直してみるのはいかがでしょうか?

【関連ダウンロード資料】社員定着率を上げる最先端の取り組み

社員定着率を上げる最先端の取り組み_船井総研ロジ

最新の手法を競合他社に先駆けて採り入れ、差をつけたい経営者は、ぜひ資料をダウンロードください。

  • 【資料を読むと以下のようなことがわかります】
  • 社員定着率を上げる最先端の取り組み
  • 採用プロセス別 社員定着率の改善手法
  • ・今日からできる定着率改善の具体的事例
未経験ドライバーから弱音を聞き出す方法

サービス/ロジスティクスプロバイダー経営研究会

概要
業績アップに特化した物流企業が集まる経営研究会!船井総研ロジが主催する研究会は、日本の物流業界をけん引する企業が一堂に会し、業績アップのノウハウを学びます。
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/

Pen Iconこの記事の執筆者

柴田 純平

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

運送・物流会社を専門に「デジタル化」をメインテーマとしてコンサルティングを行っている。企業規模や課題・目的にあわせた、最適なデジタルシフトの提案や、デジタルツール導入支援を得意としている。特に、AI-OCR・RPA・BIなど、本当に現場で使えるデジタルツールの策定ノウハウを数多く持っている。

≫ 物流企業向け経営コンサルティングについて、くわしく知りたい方はコチラ

その他の記事を読むArrow Icon

人気の記事

ページの先頭へ