未経験ドライバーから弱音を聞き出す方法
前回のコラムでは、長距離ドライバーの定着率を向上させるための「電話フォロー」に焦点を当てました。今回は、物流業界未経験者向けのフォローに関する取り組みについてご紹介します!
計画的な面談でドライバーから弱音・本音・相談を引き出す
とある運送会社では、ドライバーの若返りを目的に、未経験者の採用を推進しています。そのため、大型トラックの運転とリフトのスキルの両方が求められ、育成には時間を要する必要があり、未経験ドライバーは覚えなければいけないこと・分からないことが多数あります。
そこで、入社後の不安を払拭し、定着率を向上させるために、計画的な面談を行っています。内容としては、入社後から1週間ごとに、担当者を変え約30分間の面談を行っています。
具体的な内容は以下の通りです。
1週目 | 役員によるメンタル面のフォロー | 新入社員の心理的な安定を図るため、 役員が直接メンタル面のフォローを行います。 |
2週目 | 採用担当者による指導状況のフォロー | 採用担当者が新入社員の指導状況を確認し、 適切なサポートを提供します。 |
3週目 | 現場担当者による業務面でのフォロー | 現場担当者が業務に関する具体的なフォローを行い、 実務に必要なスキルの習得をサポートします。 |
4週目 | 事務員による会社全体に対してのフォロー | 事務員が会社全体の仕組みやサポート体制について説明し、 新入社員が会社全体の流れを理解できるようにします。 |
各面談ごとに、担当者・フォローする内容を明確に分けることで、未経験・若手ドライバーから弱音・本音・相談を引き出すことができています。取り組みを始めてから、若手未経験ドライバーの退職者は一人もおらず、良好なコミュニケーションを保ちながら育成が進められているようです。
ただ面談を行うのではなく、面談の目的を明確化させることが重要です。面談を行っているが、なかなか成果が繋がらない方は、目的や方法を見直してみるのはいかがでしょうか?
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