30億の壁を超えた物流企業に共通する人材戦略
物流企業は、20億を超えてくると、たいてい組織の壁にぶつかります。部長・課長クラスが思ったように動かずやきもきしたり、会議が進捗報告のみでまともに機能していなかったりなど、心当たりはありませんでしょうか。本コラムでは30億を超える会社の特徴について解説いたします。
目次
30億・50億を超えるヒントは”人”にあり?
社員一人一人が主体的に動く会社こそ30億の壁を超える
20億を超えてくる規模の場合、たいてい複数拠点があり、所長の能力によってその拠点の伸びが左右されます。裁量を与えても思ったように動いてくれず、伸びたとしても特定の荷主が好調なだけだったりすることも多いはずです。30億の壁とはよく言いますが、30億を超える会社とそうでない会社の違いは、組織力です。
トップダウンから一人一人が主体的に動く会社へ変革しなければ、壁は越えられません。だからこそ、そういった会社に必要なのは、”人”中心の経営戦略です。1人1人の能力は有限なので、戦略を策定し、仕組みで組織力を高めるということです。
〇〇に落とし込むことで組織力を高める?
組織力を高める仕組みとは、適切な職務分掌・職務権限規程を作成し、会議体を全面的に見直し、責任者のKPIを定めて、早いサイクルでPDCAを回すことです。ただし、これらは一朝一夕にできるものではないため、経営戦略として会社を挙げて中期経営計画の中に盛り込むなどしていかなければなりません。
10~20億の会社と、30億以上の会社の違いは組織です。30億というのはホールディングスを検討し始める規模でもあり、会社の中に小さな社長がたくさんいる状態です。そんな中で、今までの延長で組織や会議体を考えていてもうまくいかないことが多いです。30億・100億と、伸ばしている会社を参考に、組織について真剣に考えるということが重要なステップでしょう。
本コラムのより詳細な施策について、4月11日(木)に開催するセミナーでより具体的に解説いたします。セミナーには人的資本経営でここ12年で25億から85億まで伸ばした、山岸運送さんをゲストにお招きし、これからの時代に必要な”人”中心の経営の仕方についてお話しいただきます。本コラムのテーマでお悩みの経営者の方はぜひご参加ください。
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2023年度 年商単体40億・グループ85億を突破!業績を伸ばし続ける山岸運送グループが実践する「ヒト」にフォーカスした経営戦略について同グループ 代表取締役 山岸一弥 氏と山岸運送株式会社 常務取締役 常務取締役 山岸龍大 氏にゲスト登壇していただきます。
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