ESG時代の新卒採用術~最新動向から考える企業の新常識5選~
リモートワークの普及やオンライン中心の大学生活を経験した2025年卒学生は、「働く場」や「社会貢献」を重視する傾向が強まっています。また、気候変動や社会的格差などのグローバル課題への関心が高まり、企業のESGへの取り組みが企業選びの重要な基準となっていると、様々な学生アンケートから見受けられます。
そういった新たな価値観を持つ学生たちを採用するには、戦略的なアプローチが必要です。2026年卒の採用活動も折り返し地点の中、企業がどのように取り組むべきか、以下の5つの具体策をご紹介します。
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目次
1.社員のエンゲージメント向上
社員が自社の魅力を語れるよう、エンゲージメント向上のための施策を導入すべきです。満足度の高い社員が発信するポジティブなメッセージは、学生への説得力を高めます。
例えば、定期的な社内イベントや実務研修を通じて、社員の意見を尊重しながら働きやすい環境を整えることで、既存社員の定着率が上がるだけでなく、これから入社を考える学生にも良い影響を与えます。
2.インターンシップの充実
実務経験を提供するインターンシップは、学生にとって企業や業界を深く理解する絶好の機会です。業界特有の課題や価値を体感できるプログラムを設計することで、学生が自社に興味を持ち、早期に優秀な人材を確保する道が開かれます。
例えば、配車ゲームなどは運送業の仕事自体を理解していただけるだけでなく、効率よく正確に荷物を運ぶために緻密な計画がいかに必要なのか、毎日指定した荷物が届く仕組みと運送業の社会的重要性を感じてもらうにはぴったりなコンテンツです。
3.選考プロセスの迅速化
採用活動において、選考のスピード感を持たせることは極めて重要です。他社からのオファーを受けやすい魅力的な人材を確保するために、選考プロセスを効率化し、負担を軽減とその分、自社の魅力を発信する自社社員との面談に時間を充てることが大切です。
学生自身が企業魅力を探る以上に、こちらからエンゲージメントの高い社員との接点を増やすことで承諾意欲を高める工夫が必要です。
オンライン面談の活用も上手く取り入れていくことで学生との接点を途切れないこともポイントです。
4.学生へのフィードバックの充実
選考に参加した学生に具体的なフィードバックを提供することで、企業の透明性を示すとともに、学生の信頼を得ることができます。
選考フィードバックは企業イメージの向上にもつながり、結果的に承諾率の向上が期待できます。
- ・次の選考に向けて自社のこの情報を確認しておいてほしい
- ・〇〇さんの強みは自社の管理職のこの場面で活かされる など
- 自社とのフィット感をこちらから示す意図があります。
5.多様な採用チャネルの活用
ナビサイトだけでなく、スカウト媒体、SNSやオンラインイベントなど、多様な採用チャネルを活用することが重要です。特にSNSは費用を抑えつつ、幅広い層の学生にアプローチできる利点があります。
そして、冒頭記載した「働く場」や「社会貢献」を意識したコンテンツである、
- ・社員に物流業で働くやりがいを聞いてみた
- ・自社と地域活動との関わり
- ・自社の環境配慮車の紹介
- ・社長が考える物流業の社会的意義
などは取り組み企業の中でも閲覧数投稿であることからもそういった自社が社会的にどういった意義がある会社であるか、社会的な課題に対してどう取り組んでいる会社なのかをしっかり発信していくことがポイントになります。
さいごに
これらの具体策をバランスよく取り入れることで、短期的な成果だけでなく、企業の中長期的な魅力向上を目指す採用活動が可能になります。
学生と企業の双方にとって、より良い未来を築くための第一歩として、これらのポイントを検討してみてください。
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