グーグルマップで納品先情報を可視化する

この記事の執筆者

齊藤　史織

船井総研ロジ株式会社　物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー　エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。

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コロナの影響もあって、食品などの共同配送のニーズが高まっています。

中部エリアのある運送会社様では、上記の時流に合わせ、共配の有効案件獲得のため、グーグルマップとホームページをうまく活用しています。

グーグルマップの使い方は、場所の検索が一般的ですが、グーグルマイマップと言って、マップ上の好きな地点にピンを立てられるマッピング機能があります。その機能を使うと、自社の共配の納品先全件、マップに落とし込むことができます。

また、ピンで場所を表示するだけでなく、詳細情報も追記できるので、納品時間や曜日、配送商品などを書いておけば、新規の荷主でも、自社の荷物が当てはまるか判断しやすくなります。そうすることで、無駄な問い合わせを減らして効率的な営業活動を行うことが可能になります。

ホームページに掲載し、一般公開すれば、閲覧数も増やせますし、提案時に、どこのエリアをカバーしているか視覚的に伝えられるため、営業にも有効です。荷主からしてみれば、余分な運行情報のやり取りが減り、スムーズに判断できるようになります。まさに荷主と物流企業双方に利益がある施策です。グーグルマップの各種機能は、無料で使えますので、ぜひ活用してみてください。