自立した社員が育つ会社の秘密
2024年問題を目前にして、中小運送会社では対応すべきことが山積しています。
- ・荷主への条件交渉
- ・残業時間をオーバーしないための運行の見直し
- ・人員補充
- ・新規営業
などなど。
これらを社長が全てやるのは限界があるため「管理職のレベルアップ」が求められます。
今回は、「自立した社員が育つ会社の秘密」について解説します。
運送業界での管理職育成の課題
管理職育成について運送会社の経営者に課題と感じている点についてアンケートをとったところ、「そもそも一般職から管理職になりたがる人材が少ない(いない)」という点が最も多く挙がりました。
なるべく一人で仕事をしたいと思いドライバーになる方が多いためやはり、管理職になりたいと思う人が少ない、というのが業界特性ではないでしょうか。
伸びる会社の特徴
伸びる中小企業には必ず優秀な管理職がいます。
では伸びる会社はどのように強い管理職を輩出しているのでしょうか?
福岡県柳川市に本拠地を置き2022年には「日本で一番大切にしたい企業」に選ばれた柳川合同の荒巻社長は、自立した社員を育成するためのポイントとして、次の3つ挙げられました。
①社長が誰よりも働く
→社員が自発的に動くためには、それ以上に社長が100倍くという考えが大切です。実際に荒巻社長は朝5時頃から仕事を始めると言います。
②教育に対してリターンを考えてはいけない
→教育の場を提供し続けることが大切で、それをどう受け止め活かすかは本人の責任です。「これだけ投資したのに成長しない、うちには意味がない」といって諦めてはいけません。
③言い続ける
「言っているのに分かってもらえない」というのは伝える側の怠慢であり、社長の考えや管理職としてのマインドが分かるまで何度でも伝え続けることが大事です。
強い管理職を育成するためには、社長自身がリーダーシップを示すことと、継続的に考えを伝える場を設けることが必要だといえます。
関連/12月5日(火) 柳川合同様ゲスト講演!LPS総会2023
柳川合同の荒巻社長には、弊社で12月5日に開催するLPS会員総会2023にご登壇いただき、より深い部分をご講演いただきます。
そのほかにも両備ホールディングス株式会社の執行役員におこしいただき、
『宇宙一本気(マジ)な両備グループのドライバー採用』と題してご講演いただきます。
本来は参加するために研究会会員になっていただく必要がありますが、今回はスポット参加も受け付けております。
2023年を締めくくり、激動の2024年に向かうための武器を備えましょう。
サービス/ロジスティクスプロバイダー経営研究会
- 概要
- 業績アップに特化した物流企業が集まる経営研究会!船井総研ロジが主催する研究会は、日本の物流業界をけん引する企業が一堂に会し、業績アップのノウハウを学びます。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/society/
サービス/物流企業向けコンサルティング
- 概要
- 当社が有する以下のノウハウを最大限に活用し、コンサルティングサービスを提供しています。物流業界に特化し、全国で300社以上の物流企業の業績アップコンサルティングを展開しています。
- 詳細
- https://www.f-logi.com/butsuryu/consulting/