組織文化・社風をつくる
ミッションやビジョンで会社の目指している方向性や存在意義を明確にし、共感を得ることは重要です。そして、ミッション・ビジョンを実現化するためには、戦略・戦術、最後に戦闘レベルへ落とし込む必要があります。
目次
行動の5割から9割は無意識
その戦闘レベルを上げる、つまり日々の実行力を高めるためには、個々人の意識・行動レベルの向上が不可欠です。
個人の意識・行動レベルに大きな影響を及ぼすのが、組織文化や社風です。
目標まであともう一歩のところで諦めてしまうのか、もうひと踏ん張りして何としてでも目標達成を目指すのか。ギリギリの時にこそ、これまでに積み上げてきた組織文化や社風が色濃く反映されます。
『ウイニングカルチャー ―勝ちぐせのある人と組織のつくり方―』の著者の中竹竜二氏いわく、「通常、人は行動の5割から9割は無意識に行っている」そうです。だからこそ、無意識下での行動基準となっている組織文化が重要なのです。
地域圧倒的No.1が最も大事にしていること
その組織文化や社風の醸成を最重要視している会社に、長野県の中央タクシーという会社があります。接客サービス力に優れ、船井財団が主催しているグレートカンパニアワードで、「社員満足賞」を受賞した実績もあり、地域圧倒的No.1の実績を出されています。
同社は様々な革新的な取り組みをされていますが、最も意識していることが、「社風づくり」だと言います。
・新しいことに積極的にチャレンジする社風
・変化を好む(嫌わない)社風
・頑張っている人を皆で応援する社風
このような社風さえあれば、新しいことや難しいことでも、前向きに楽しみながら取り組むことができるので、成功する確率が格段に上がるとのことです。
地域圧倒的No.1企業の社風づくりの事例
そして、その社風づくりのために注力されていることの一つに、朝礼があります。同社の朝礼は、常に変化しており、数週間~数ヶ月単位で、新たなカタチで朝礼を行なうのです。
例えば、
・夏は、外の駐車場で行なう「青空朝礼」
・接客サービス力をアップさせるための「ロープレ朝礼」
・プロジェクターを使った朝礼
というように、朝礼のやり方をガラっと変えるのです。
日々の朝礼から自ら変化をつくり、進化させることで、新しいことに取り組むことを厭わない社風の素地をつくっているのです。
さいごに
ビジネスモデルやマーケティング手法は簡単に模倣されてしまいますが、組織文化はその企業独自のもので、競争力の源泉となります。まずは、自社の組織文化はどのようなものなのか、明確にするところからスタートしてみてください。
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