自動点呼を実現!注目のロボット点呼とは?

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柴田 純平

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

運送・物流会社を専門に「デジタル化」をメインテーマとしてコンサルティングを行っている。企業規模や課題・目的にあわせた、最適なデジタルシフトの提案や、デジタルツール導入支援を得意としている。特に、AI-OCR・RPA・BIなど、本当に現場で使えるデジタルツールの策定ノウハウを数多く持っている。

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ロボット点呼とは?

ロボット点呼とは、点呼業務の大部分をロボットが実施することで、クラウド上に点呼データを一元管理することができる点呼支援ツールです。

現状の法律では、あくまで「点呼支援ツール」であり、ロボットだけで自動点呼を実施することはできません。
また、拠点間の遠隔地点呼を実現するIT点呼と、対面点呼業務をロボットが支援するロボット点呼は、まったく別のものです。

自動点呼はできないものの、今まで運行管理者が行っていた点呼業務のほとんどをロボットが実施するため、運行管理者の点呼業務における負担を大きく軽減することができます。

ロボット点呼が実現する3つの効果

ここではロボット点呼が実現する3つのメリットをお伝えします。

①正確な点呼による安全対策の強化

指示伝達事項などの伝え忘れが無くなるため、属人化しない正確な点呼を実現することができます。正確な点呼は会社の安全性を強化するため、荷主企業や求職者へのアピールにも繋がります。

②点呼データの一元管理

ロボットが点呼を行うことで、点呼の結果はクラウド上に保存されます。そのため、今まで紙で保管していた点呼記録簿をいつでも確認することができます。複数拠点ある場合は、各拠点の状況を一度に確認することも可能になります。

③運行管理者の負担軽減

点呼業務の時間が削減されるため、他業務に時間を割くことができるようになります。営業活動やドライバー教育、点呼情報を活かした労務管理など、いままで着手できなかった付加価値の高い業務を運行管理者に任せることができるようになります。

自動点呼の最新動向

令和4年度 運行管理高度化の検討スケジュール案

現在、国土交通省が主宰する運行管理高度化検討会にて、自動点呼化に向けた議論が行われています。

最新の検討会では、完全な自動点呼の実施は先送りとなっており条件付き自動点呼を実施する方向性で機器の要件を取りまとめを進めている状況です。

国土交通省が発表しているスケジュールでは、2023年1月には完全な自動化点呼が開始する予定になっています。

まずは、点呼支援ツールとしてロボット点呼を活用してはいかがでしょうか。

ロボット点呼が実現する運行管理DXセミナー

「ロボット点呼」が実現する運行管理DXセミナー

2022年6月8日(水)に株式会社ナブアシスト主催の「ロボット点呼が実現する運行管理DXセミナー」が開催されます。 本セミナーでは、2024年問題に向けた労務管理手法と合わせて、ロボット点呼の詳細な機能や国の最新動向を本コラムでお伝えしきれなかった内容も含め解説します。

「運行管理業務で課題を感じている」「ロボット点呼の導入を検討している」という方は、ぜひご参加ください。

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