物流企業が取り組むべきAI時代のWebマーケティング

Pen Iconこの記事の執筆者

古田 和貴

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネス支援部
物流HRグループ 物流HRチーム チームリーダー シニアコンサルタント

中小の運送・物流企業に向けた、業績アップコンサルティングを展開。ドライバーの採用・育成・定着やマーケティング戦略の立案・販促・営業力強化の支援をテーマにメインにコンサルティングを行なっている。特にドライバー採用に関するノウハウを数多く持っている。

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近年のAIの進化に伴い、自社のホームページを検索結果の上位に表示させる「SEO対策」だけでなく、AI要約の情報源として表示させる、「AIO(Artificial intelligence optimization)対策」が求められています。

2024年8月以降、段階的にGoogleの検索エンジンでは検索結果に対して、AIが要約した文章が検索結果の最上部に表示されるようになりました。多くの検索者はこのAI要約をみて、情報源になっているホームページを閲覧しに行くと言われています。

今回は、自社ホームページをAI要約の情報源にするための方法をお伝えします。

AI要約の情報源になるための重要ポイント

更新頻度よりも「シンプルさ」と「理解の深さ」を重視
ポイントは、更新頻度を重視してページ数を増やすのではなく、「自社が提供するサービスの内容」や「共同配送とは」などの見る人の理解を深める、お役立ち情報をQ&Aのようなシンプルな構造や口語的な表現を用いることが大切です。

AIに「学習・認識」される状態を目指す
また、AIはWeb検索する前にまず学習済みの情報から関連情報を探すため、自社や自社サービスがその検索されるキーワードにどれだけ関連性が高いか、AIに学習・認識されている状態を目指す必要があります。

そのためにはホームページにサービス内容を細かく掲載するなどをして、自社サービスの詳細内容をWeb上に出しておくことや、SEO順位なども重要なポイントになってきます。

AIO対策の成功事例

東京のある物流会社様ではGeminiやChatGPTなどのAIから、自社サービスページへアクセスするユーザーが増えてきています。

これまではSEO対策のために、コラムやブログの更新頻度とキーワードの対策をメインに行っていましたが、AIO対策の一環で文章量を減らし、より簡潔でシンプルな文章構成に変更をしたことと、継続してLニュースや物流ウィークリーなどの業界専門ニュースサイトにPR記事を出していたことでAIの情報源となり、アクセス数が増えています。

さいごに

AIOの対策はウルトラCが無いため、中長期的に対策をしていく必要があります。

同業他社がまだ取り組みを始めていない今、まずは自社サービスの内容や対応可能エリア、保有車両、倉庫情報などをホームページに詳細に掲載することから始めてみてはいかがでしょうか。

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古田 和貴

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネス支援部
物流HRグループ 物流HRチーム チームリーダー シニアコンサルタント

中小の運送・物流企業に向けた、業績アップコンサルティングを展開。ドライバーの採用・育成・定着やマーケティング戦略の立案・販促・営業力強化の支援をテーマにメインにコンサルティングを行なっている。特にドライバー採用に関するノウハウを数多く持っている。

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