AI-OCRとは?物流会社のためのAI技術を使ったOCR

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柴田 純平

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
チームリーダー チーフコンサルタント

運送・物流会社を専門に「デジタル化」をメインテーマとしてコンサルティングを行っている。企業規模や課題・目的にあわせた、最適なデジタルシフトの提案や、デジタルツール導入支援を得意としている。特に、AI-OCR・RPA・BIなど、本当に現場で使えるデジタルツールの策定ノウハウを数多く持っている。

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アナログ業務を削減して業務効率をアップする方法|AI技術を使った次世代のOCR

皆さまの会社には、FAXで届く紙やPDFに書かれている文字を、パソコンに打ち込む作業があるでしょうか。1枚2枚ならまだしも、100枚・200枚ともなると時間も相当かかります。そこで大活躍するのが「AI-OCR」です。

今回は、AI-OCRの仕組みや導入効果についてご紹介します。

AI-OCRとは

普段の業務でFAXや紙のデータをパソコンに打ち込まなければいけない会社も多いかと思います。AI-OCRを使うと、それらの業務を減らすことができます。

そもそも、OCRとはFAXで届いた紙やデータで送られてきたものを印刷した紙を複合機やカメラでPDF・JPEGなどの画像データに変換し、そのデータをアップロードすることで文字データとして出力されるというサービスです。紙の情報が文字データ(CSV)として出力されるので、 出力された文字をコピーペーストすることで、人による文字入力業務を減らすことができます。

AI-OCRの導入効果

AI-OCR を活用することで、5つの導入効果が見込めます。

①人件費の削減

データの入力作業は、多くの時間がかかる作業です。事務員さんを雇い、1日2時間~数10時間かけて働いていた分の人件費を削減することが出来ます。

②入力ミスの削減

文書の文字情報を自動でデジタルデータに変換するので、パフォーマンス面も人の手による従来の方法よりも向上します。

③保管スペースの削減

OCRで画像データをテキスト化することで、文書ファイルのデータ容量を縮小することができるため、メモリー上の保管スペースを削減できるといったメリットもあります。

④業務スピードアップ

AI OCRの技術を活用することで定期的に発生するデータ入力業務の作業コストを削減します。その分、本来人にしかできない作業に集中でき業務全体の効率化が図れます。

⑤過去データの管理・検索を手軽に実施

紙の情報が、テキストデータに変換されることで、キーワードによるデータの検索が可能になります。そのため、書かれている内容のキーワードを検索すれば簡単に必要な書類を見つけたり、文章を引き出したりすることができます。

AI-OCRの導入事例

導入前

具体的な導入事例を紹介します。運送会社Aでは、発注書100枚を事務員さんが文字を手入力していました。前後工程も含めて1枚当たり3分で処理していたため、データ転記業務に100枚×3分で計5時間を要していました。

導入後

AI-OCRを導入することにより、同じ業務を1時間25分で処理することができるようになり、3時間35分の削減に成功しました。例えば、毎日2人の事務員さんがそれぞれ3時間ずつかけてやっているという場合は、それだけでも作業時間が120~150時間になってしまいます。業務量が多ければ多いほど、削減効果が高くなります。他にも多くの事例がありますので、ぜひお問い合わせください。

≫ そのほかの事例をみる

AI-OCR × RPA

OCRはあくまで、紙やPDFの文字情報を文字データ(CSV)に変換するツールです。そのため、OCRの機能を使って出力したデータを自動でシステムに入れるにはRPAというツールが必要になります。RPAを活用することで、出力された文字データに対して、追加で入力する必要のあるデータを、自働でシステムやエクセルに入力することができます。

業務フローの中でこういった業務がある会社はデータをスキャンしてOCRに取り込むだけで自動的にシステムまでたどり着き、そこにデータが入るという自動化フローを作ることも可能です。そのため、このAI-OCR×RPAという組み合わせは、業務をかなり効率化させることができます。

爆読みLOGI‐OCRとは

当社が提供している「爆読みLOGI-OCR」は「物流企業のためのAI技術を使った高精度OCRサービス」です。

「爆読みLOGI-OCR」には3つの特徴があります。

  1. 1.読み取り精度の高さ
  2. 2.処理スピード
  3. 3.抜群の操作性

誰でもわかりやすく、かつスピーディーに高品質で読み取ることができます。

≫ 爆読みLOGI‐OCRのついて、もっとくわしく知りたい

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