経営者が考えるべきDXの3分類

Pen Iconこの記事の執筆者

齊藤 史織

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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DXの3分類

DXは3つに分類することができます。
「集客・営業DX」「業務・現場DX」「管理DX」です。

①「営業DX」・・・「問い合わせ⇒営業⇒受注」に至るまでのDX
②「業務DX」・・・「受注⇒荷積⇒荷卸」に至るまでのDX
③「管理DX」・・・「配車管理・運行管理・人事管理・会計管理」などのDX

ボトルネックの特定

DX経営で大事なことは、これらの分類を意識して、
どの領域が自社にとって主要な課題なのか(=ボトルネック)を整理することです。

見落としがちなポイントがあります。
DXにおいては、自社の強みだったものがボトルネックになりうるということです。

例えば、どんな案件でも全部受けて対応する配車管理に強みを持っていて
それで成長してきた運送会社ほど、実は仕組みができていないことがあります。

配車マンが優秀で、配車管理能力が高く、仕組みを作る必要が無かったからです。

しかし、今後さらに受注を積み重ねるとか、後任を育成するとなった場合に、今の体制では限界がきます。その優秀な配車マンに頼りすぎているという状況はボトルネックです。

だからこそ「管理DX」での属人性の排除がキモになってくるわけです。

さいごに

このようにDX経営では、どの分類を優先して進めていくのか?という経営判断が非常に大切です。

そして、これこそが経営者の仕事です。その優先順位は、前述した自社の内部状況で決まります。まずは経営視点で自社の内部分析を始めてください。

当社は「中堅・中小物流企業向け経営コンサルティングサービス」を提供しています。デジタル化・DXに関する相談やサポートも承っておりますので、いつでもご相談ください。

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グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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