物流企業がRPAでできること、できないこと ~RPAが変える物流企業の働き方~
物流企業でも導入が増えているRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)について、具体的な事例を中心に、何ができるか解説します。
目次
物流企業がRPAでできること、できないこと
早速ですが、皆様の会社では、次のような仕事はありますでしょうか?
・定期的に求荷求貨サイトを巡回し、荷物情報を得る
・CSV、もしくはエクセルの勤怠データを給与計算用に転記する
・エクセルの運行案件一覧表から請求書を作り、荷主へ送付する
・月次収支を管理職へ展開する
・傭車料の支払いを会計ソフトへ反映
実は、それらの業務、
すべてRPAで解決することができます。
上記で挙げたものは、実際の物流企業がRPAで自動化している業務の一例です。
ある企業の例だと、RPAの導入によって、月間130時間分以上の業務削減につながっています。
RPAで自動化できる業務を洗い出す
では、自社だとどうなのか、というところだと思います。
RPAで自動化できる業務を判別するポイントは2つありますので、自社業務の洗い出しの際、参考にしてみてください。
1)すべてデジタルデータであること
手書きの文字や、紙媒体など、アナログデータのものがあると、RPAの対応範囲にならないことがあります。FAXのエクセル起こしなど、データのデジタル化はRPA単体では実現が難しいです。
2)ルーティンワークであること
RPAは、実際の作業の手順通りの動きをロボットに覚えさせていくものなので、業務の流れがイレギュラーなく決まっている必要があります。
このお客さんは優先して対応しなければいけない、とか、データに記載は無いお金のやり取りの記載しなければいけないなど、イレギュラーが少しでもあると、ロボットは止まってしまいます。
逆に言えば、デジタルのデータで、ルールの決まったルーティンワークであれば、自動化できる可能性が高いと言えます。ぜひ、自社の業務を洗い出してみてください。
物流企業がRPAを選ぶ際の基準
RPAの導入価格はサービスによって様々です。RPAでできることは、各サービスそこまで違いはありません。画像認識技術がついていたり、エラーを自動で学習してくれるAIがついていたり、付加されている技術で出来ることは広がりますが、基礎的な部分は共通しています。
そのため、複数のRPAを比較検討されるときは、価格と操作性で検討されるのが良いでしょう。
RPAのシナリオ調整は、それぞれの企業の担当者がやるケースが多いため、実際の操作画面を見ながら、自社でも更新できそうかチェックされるべきです。
RPAが初めての場合は、そのチェックは前提のうえ、まずは安く始められるものを選ぶといいと思います。弊社がご案内しているRPAサービスでは、月3万円からご利用できるものもあります。
もし、ご興味ある方がいれば、当社までお問合せください。実際の中小・中堅物流会社の使用例などもお見せしながら、貴社にあったデジタル化をご提案いたします。
さらに詳しく知りたい方は「【無料】はじめてのRPA導入セミナー」にぜひご参加ください。最新のRPA導入事例・手法をお伝えします。
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