荷主から問い合わせを集めるために必要な他社との差別化とは
船井流「差別化の8要素」を用いた、他社との差別化優位戦略についてお伝えします。
本年は、コロナなどの影響によってGDPも下落し、経済も冷え込んでいます。
当然、荷量にも影響を及ぼしますので、売り上げ確保に向けて動き出す必要があります。
他社との荷物獲得競争のなかで、優位を生み出すためには、差別化が重要です。
ここで、船井流の差別化の8要素をお伝えします。
1.立地
2.規模
3.ストアロイヤリティ
4.商品力
5.販促力
6.接客力
7.価格力
8.固定化力
船井グループでは、1~3をすぐに変えられない戦略的差別化、4~8をすぐに変えられる戦術的差別化と分けています。
また、1から順に影響力の強い順番としています。
それぞれ、どういった要素が8要素にあたるか、例を挙げてみます。
項目 | 運送 | 倉庫 |
立地 | 高速道路沿い | 工業地帯内に立地 |
規模 | 車両台数 | 倉庫坪数 |
ストアロイヤリティ | 欧州車で車両を統一 | 創業〇年の実績 |
商品力 | 小型~トレーラまで 多様に保有 | 流通加工まで対応 |
販促力 | WEBページの充実 | SNSなどでの情報発信力 |
接客力 | 即見積もり | 専属担当者設置 |
価格力 | 混載で輸送コスト削減 | 地域最安の坪単価 |
固定化力 | 配送後の顧客 アンケートの実施 | 報連相の徹底 |
このように、軸で考えると、自社の強みが出てきやすいのではないでしょうか。
上記の8要素を意識して、自社の強みを整理してみましょう。
どの会社にも、他社とは異なる特長が見えてくるはずです。
そして、勝機はそこにあります。
どんな状況下でも選ばれる会社作りのため、ぜひ実施していただきたいと思います。
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