物流経営コラム 2020.07.22

運送業における賞与の位置づけ

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ロジスティクスプロバイダー経営研究会
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6月から2020年夏の賞与の支給状況が続々と発表されています。
新型コロナウイルスの影響により、民間企業ではリーマンショック以来のマイナス幅となる見通しです。

道路貨物運送業の夏季賞与の支給額

道路貨物運送業の昨年(2019年)の夏季賞与の支給額をみると、

従業員数平均支給額
5~29名230,420円
30~99名243,744円
100~499名207,360円

(引用元:厚生労働省「毎月勤労統計調査」

※調査結果はあくまで、回答先の平均金額です。

大手と中小でかなりの格差があり、多くの中小運送会社では賞与がない、または寸志程度を支給しているのが実態です。今年はさらに中小企業を中心にマイナスが見込まれます。

トラックドライバーの賃金体系は、賞与よりも月給に比重が置かれているものがしばしば見受けられます。月給が比較的高い分、賞与はなし(または少額の手当を支給)というものです。

これは運送業が他業種に比べて歩合給を取り入れている割合が高いためで、日々の仕事の成果がすぐに結果として還元されるのが特長です。

運送業における賞与の位置づけの変化

一方、近年の人手不足で未経験者採用が進んだことで、歩合給になじみがなく、安定した固定給を望む声も増えてきています。その場合は賞与を導入することで、未経験者の採用・定着の効果が期待できます。

なお、固定給の比率を高くする場合は注意が必要です。

固定給は一度上げるとその後下げるのは「不利益変更」となり、社員一人一人に同意を取りつけるなど容易ではありません。その点、賞与は金額が決まっていないので、半期に一度、評価の反映や年収の調整ができます。

ぜひ一度、自社に合った賃金体系と賞与の活用を考える機会を作ってみてください。

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Pen Iconこの記事の執筆者

多田 沙織

船井総研ロジ株式会社

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