運送業の年間休日の平均はどれくらいか?
全産業の平均年間休日総数
トラックドライバーの年間休日は、取引先(荷主)の状況、車種(小型・中型・大型など)、走行距離(地場、長距離)などによって、会社ごとに変わります。
厚生労働省が行なった平成30年就労条件総合調査によると、全産業の平均年間休日総数は、107.9日(1企業平均 ※注1 )、113.7日(労働者1人の平均 ※注2 )でした。計算方法によって差はありますが、求職者目線で見ると、平均113.7日となっています。
労働者数 | 1企業平均 | 労働者1人の平均 |
---|---|---|
1,000人以上 | 114.9日 | 118.0日 |
300~999人 | 112.5日 | 114.4日 |
100~299人 | 110.3日 | 111.9日 |
30~99人 | 106.4日 | 107.9日 |
注1:企業において最も多くの労働者に適用される年間休日総数を平均したもの
注2:調査対象企業それぞれの労働者数を考慮に入れて平均したもの
運送業の平均年間休日総数
運送業界では年間休日120日以上・完全週休2日制・土日祝日休みとしている会社もあれば、週休2日どころか週休1日がやっと、といった会社もあるのが現状です。
なお、運輸・郵便業では、100.3日(1企業平均)、106.6日(労働者1人の平均)と全産業平均より低いのが現状です。
年間休日総数の分布は以下の通りです。
年間休日総数 | 割合 |
---|---|
69日以下 | 3.3% |
70~79日 | 8.7% |
90~99日 | 13.0% |
100~109日 | 40.2% |
110~119日 | 13.3% |
120~129日 | 10.0% |
完全週休2日制にした場合、年間で約52週×2日=104日が休日となることから、1企業平均だと何らかの形で週休2日制、労働者1人の平均で完全週休2日制を半数が実現していることになります。
労働条件の見直しなどの参考にしていただければと思います。
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