評価制度導入後、社員面談でモチベーションを上げる「フィードバック面談のポイント」

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三村 信明

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部 
チームリーダー チーフコンサルタント

1978年生まれ。専門商社、大手経営コンサルティング会社を経て、2011年、船井総合研究所に入社。入社後は、生産財分野(製造業、建築資材メーカー、生産財商社など)、物流会社・運送会社を中心にコンサルティングを手がける。2018年7月より、船井総研ロジ株式会社に異動( 2019年1月転籍)。運送会社・物流会社に特化して、人事制度の構築・運用支援、組織戦略立案を行っている。

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評価制度を導入しており、フィードバック面談の必要性を感じているが、どのように進めていいかわからない、といった声を耳にします。そこで今回は面談の進め方について解説いたします。

1.面談体制

・面談の開催連絡をする。前日までにミーティングの開催を本人に伝える。
・他に声が漏れないよう密室で行う。遠くない距離で対面に向かい合える席を用意する。
・評価シートと管理者の個人的評価ノート(フィードバックミーティング結果表、メモなど)を用意する。
・事前準備として、先に評価差異の部分への説明ができるように、自分なりに理由をまとめておく。

2.面談の進行

・本人を招き入れた後は、リラックスしたムードを作り、最近の仕事状況(できれば家庭の状況も)、その他の悩みなどを聞く。
・面談の前にこの考課についての意義と注意事項を話し、理解度を確認する。 評価制度の意義、評価の公正性、注意事項(漏洩禁止、評価再判定の不可)
・被考課者に自己評価の感想を聞く。
・上席者としての総評を話す。評価結果を被考課者に見せ、差異がある項目について判断基準を説明する。
・質問を受ける。
・来期・来年度に向けての改善すべきポイントを話す。
・内容に納得をして貰えれば終了。基本的には納得が得られるまで話す。
・面談結果表に内容を記載する。
・面談中は携帯電話や社内連絡などは、緊急時を除き一切出ることはせず、最優先という姿勢を見せる。

3.面談の心構え

・面談は人材を育て、会社が発展する為に行う。
・公平な評価をすることが、今後の部下の成長になることを認識する。
・考課をすることは管理者としての大事な役割であり、その重要性からも決められたルールや基準を基本線として、主観に頼り過ぎないように注意する。
・自分の評価に自信を持ち対応する。自信の無さは被考課者にすぐ伝わり、制度への不信感へと繋がる。
・人が人を評価するということは、不可欠であるということをもう一度考えてみる。

評価項目は、事前に年間を通して、指摘しておくことが必要です。決して否定的に指摘することはせず、長所も誉めながらも欠けている部分を是正すれば更に良くなります。
ミーティング中は本人の長所を必ず誉める。ミスを指摘することではなく、長所を伸ばすことを目的としましょう。


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三村 信明

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部 
チームリーダー チーフコンサルタント

1978年生まれ。専門商社、大手経営コンサルティング会社を経て、2011年、船井総合研究所に入社。入社後は、生産財分野(製造業、建築資材メーカー、生産財商社など)、物流会社・運送会社を中心にコンサルティングを手がける。2018年7月より、船井総研ロジ株式会社に異動( 2019年1月転籍)。運送会社・物流会社に特化して、人事制度の構築・運用支援、組織戦略立案を行っている。

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