差別化の8要素で自社の訴求ポイントを考える

Pen Iconこの記事の執筆者

齊藤 史織

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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日本にある物流企業は6万社以上。
求人であっても、仕事の獲得であっても、競争は免れません。
数ある他社と差別化し、自社を選んでもらうためにオススメの、船井流差別化の8要素を紹介します。

【船井流差別化の8要素】

①立地
②規模
③ストアロイヤリティ
④商品力
⑤販促力
⑥接客力
⑦価格力
⑧固定化力

①~③をすぐに変えられない戦略的差別化、④~⑧をすぐに変えられる戦術的差別化と分けています。
採用に当てはめるならば、どういった要素が8要素にあたるか、例を挙げてみます。

1.立地(アクセスのしやすさ)
  ⇒「駅から徒歩で通勤可能」「幹線道路沿い」

2.規模(台数、売り上げ)
  ⇒「グループ〇台保有」「全国〇拠点」「毎年〇%成長」

3.ストアロイヤリティ(認知度・ブランド)
  ⇒「一部上場企業のグループ会社」「地域で一番成長している会社」

4.商品力(給与・休日日数・福利厚生、会社の雰囲気)
  ⇒「17:00に終わるから毎日帰れる」「免許取得支援制度あり」「賞与年2回あり」「〇〇休暇あり」「社員定着率〇%」

5.販促力
  ⇒効果の高い求人媒体(Indeed)利用・アイキャッチなどの制作物作成

6.接客力(面接対応・入社後の教育対応)
  ⇒面接時の流れを記載、入社後の教育制度を詳しく記載

7.価格力(競合他社と比較した際の条件面での優位性)
  ⇒「ノー残業デーあり」「夏季休暇あり」「育休・産休あり」

8.固定客化力(応募者に覚えてもらう仕組み)
  ⇒ブログなどのSNS・動画の投稿

このように、軸で考えると、自社の強みが出てきやすいのではないかと思います。
求人だけでなく、営業にも適用できますので、ぜひ使ってみてください。

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齊藤 史織

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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