ドライバーが定着しない原因とは~初期教育がしっかりとされていない~
ドライバーがなかなか定着せずに悩んでいる会社は多いのではないでしょうか。
今回はドライバーが定着しない理由と対策をお送りいたします。
ドライバーの定着率が悪い原因として、「初期教育がしっかりされていない」というものがあります。
様々な会社の定着率のデータを集めた結果、ドライバーが一番辞めやすい時期は、入社1~2週間の初期教育期間ということがわかりました。
また、入社年度順に分析すると、入社して2年以内に辞めている人が一番多いことがわかっています。
これらのデータから、初期教育、入社して2年以内にフォーカスして定着率をあげる対策をすることが必要であるとわかります。
まず、初期教育時の対策としては、新人教育カリキュラムを離職防止の視点で練りこむということです。
ドライバーは、その会社で働くことに安心を感じ、仕事を愉しいと感じ、仕事に使命を感じることで、その会社を辞めにくくなります。
マズローの欲求5段階説はご存知でしょうか。
人間は、1生理的欲求、2安全の欲求、3所属と愛の欲求、4承認の欲求、5自己実現の欲求の順に、欲求を感じるという説です。
定着率を上げるためにも、この順番を意識し、マネジメントしていく必要があります。ドライバーの自己実現の欲求を満たす前に、賃金体系や、休日・休暇の体制を整えることによる、生理的欲求を満たしてあげることが必要なのです。
新人教育カリキュラムを作る際に気を付けなければならないことは、新人がどんなことが判らなくて、またはできなくて困るかを考慮することです。新人が困るであろう社内用語や、業界用語の用語集を作成するということも効果的でしょう。
是非、今後のドライバー定着率を上げていくために、ドライバーの入社初期にフォーカスし、対策をしていただければと思います。