女性トラックドライバー採用のポイント

この記事の執筆者

松尾　一志

船井総研ロジ株式会社　物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャーシニアコンサルタント

10台から100台規模の運送会社を中心にドライバー採用やWebマーケティングのコンサルティングを行っており、多くの企業で業績アップに成功している。特に広告を活用した問い合わせ数増加ノウハウを数多く持っている。

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女性のトラックドライバーを採用するポイントは以下の4つです。
①働き方を多様化させる
②転職のハードルを徹底的に下げる
③ブランディングに力を入れる
④入社後のフォローを手厚くする

①の「働き方を多様化させる」というのは極端な話、１００人ドライバーがいれば１００通りの働き方ができる会社にするということです。
女性のライフスタイルに合わせて、女性が生涯働ける会社にすることがポイントです。
また、勤務形態を柔軟に調整できるようにすることで、女性が働きやすい環境を整えることができます。

女性を採用できない理由で多いのは、「女性ができない仕事しかない」ということです。
ですので、女性ができない仕事を取らないということも重要な要素の一つです。

②の「転職のハードルを徹底的に下げる」というのは、免許取得支援制度を導入したり、研修時の給料を下げないということが挙げられます。
また、女性を採用する場合は、制服をおしゃれにすることも一つの戦略です。

③の「ブランディングに力をいれる」というのは、ひとことで言うと、うちの会社は女性が活躍できる環境ですよと世の中にアピールをするということです。
HPや地域新聞に女性採用に力をいれているということを発信することは非常に大切なことです。
また、報道、行政、業界団体からのオファーに積極的に対応し、女性採用を発信していくことも重要です。

以外と忘れがちなのが、女性の採用担当者がいないということです。電話対応から面接・採用まで、女性担当者が実施することで、女性の求職者に安心感を与えることができます。

④の「入社後のフォローを手厚くする」というのは、入社式を実施したり、教育制度を整えることが重要です。
入社式を実施することで、社長のことを知ることができ、会社の方針を直接聞くことで、仲間意識・帰属意識が強くなります。
また、入社式の様子を外部に流すことで、しっかりした会社だと感じてもらえることができるでしょう。

以上が女性トラックドライバー採用のポイントです。女性採用に力を入れていきたい会社は是非参考にしていただければと思います。