新卒通年採用がもたらすインターンシップの変化

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物流コンサルの船井総研ロジ

　　　
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最近、新卒の話題にあがる通年採用とは、一年を通して採用活動を行うことになります。
日本では従来、学業の妨げにならないことを目的として、日本経済団体連合が採用活動時期解禁時期や手法などに制限をかけていたため、多くの企業が春に新卒一括採用を行っていました。しかし、近年では留学生や帰国子女の秋採用の増加、第二新卒・中途採用の必要性が高まっていることから、採用時期の多様化が起きています。
また、新卒採用市場の厳しさから継続的に採用活動を行っている企業も増えてきているのも現状です。
今までの一括採用では、経団連が定めた解禁日に一斉に採用活動がスタートしていましたが、そうすると必ず有名企業や大企業に学生が集まりやすくなってしまいます。
そのため、時期をずらして採用活動をスタートする企業も増えてきています。

これからの新卒採用は通年での採用が可能になることから、早期の母集団形成が重要になってきます。
そこで大学一年から長期インターンシップを行う会社が増えていくと見られています。
長期のインターンシップでは、業務を深く理解していただくので、インターン生でもプロジェクトリーダーとして業務を任せています。
入社後も即戦力として働いていただくため、インターンシップで働いている際の成果などで入社時の給与に差を設ける企業もあるのです。

長期インターンシップ以外では学生のニーズによってイベントを分ける必要があります。
優秀層であれば「社長セミナー」を開催したり、まだ明確にビジョンがないのであれば「就活セミナー」を開催したりすることで、
様々な層に適するイベントを提供することができます。

長期インターンシップはいきなりの導入は難しいですが、単発のセミナー等は活かしていけるのではないでしょうか。