事故0の会社作り~事故事例の活用レベル~

Pen Iconこの記事の執筆者

齊藤 史織

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント

入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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ドライバー不足を背景に、未経験者採用をする際に課題となる「安全」。
安全に向けてどのような取り組みをすればいいか、本日は、都内にある運送会社様の取り組み事例から、安全について考えていきます。

皆さまの企業では、過去の事故情報をどのように活用されていますでしょうか。
同社によると過去の事故のレベルの活用は4段階に分けられると言われています。
レベル1:事故情報の共有ができている
レベル2:事故情報の原因の共有ができている
レベル3:事故を教育教材とし、会社の知識・財産となっている
レベル4:事故事例を従業員レベルまで落とし込み、個人の知識・財産となっている

理想的な姿としては、従業員一人一人が事故について、具体的な事例を把握し、知識として安全に活かせる状態になっていることです。
改めて自社がどのレベルにいるか、考えてみてください。レベル1、レベル2の会社が多いかと思います。
レベル3以降に進むためには、「ルール化」が不可欠です。
例えば、わき見による衝突であれば、事故の原因=「わき見」という認識だと、ルール化はできていないと言えるでしょう。
なぜ、わき見が起こったのか、どのような時にわき見が起きやすいのか、そこまで追求して、誰にでもあてはまる事故発生トリガーを探りましょう。

「ルール化」は視点を一段上げて、概念・法則として知識に取り入れることです。
それが全体に浸透することが、無事故の肝になってきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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入社以来運輸・物流業を専門に、100社以上の会社にコンサルティング・アドバイスを行っている。業績アップをテーマに、マーケティング戦略の立案や販促・営業強化支援、ドライバー採用・育成・定着、中期経営計画の策定といった内容でコンサルティングを実施。最近では、2024年問題を背景に、物流会社・運送会社の生産性向上の必要性が高まり、デジタル化・DXなどによる効率化支援の実績を重ねている。​​​​

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