分業制が会社を伸ばす
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これからの時代、定着率や生産性を向上させるためには
「分業化」がポイントです。
分業化とは、職種ごとに役割・業務範囲を明確にし、
その仕事に集中させるということです。
高知県の物流会社、丸榮運輸様では「ドライバーはパイロット」という
構想を掲げられ、分業化を進められています。
一般的にトラックドライバーは、運転業務だけでなく、
洗車や給油、日常点検、車両整備まで行っています。
一方、同じ乗務員という職種でありながら、パイロットは
飛行機の操作だけに集中し、機体の清掃や整備等は別の専任者が行います。
そこで、航空業界をモデルに、運転に集中できる環境をつくろうと考え、
①車両のメンテナンスを子会社に全面委任し、オイル交換、3カ月点検、
タイヤ交換等、車両整備を全て不要に
②ミシュランタイヤを導入し、タイヤのローテーション回数を減少
③本社敷地内にインタンクの設置し、給油の手間を削減
④門型洗車機の設置し、洗車時間を削減
というようなことを実施されてきました。
その結果、定着率が格段にアップし、特に大型ドライバーは
ここ数年一人も辞めていないそうです。
また、分業制の導入により労働時間の短縮化や軽労化、
早期育成も実現されています。
ドライバー職に限らず、本当にその人がその業務をすべきなのか
改めて見直し、分業すべきところは分業制を
うまく取り入れていただければと思います。
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