ドライバー定着における初期教育の重要性

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松尾 一志

船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
グループマネージャー シニアコンサルタント

10台から100台規模の運送会社を中心にドライバー採用やWebマーケティングのコンサルティングを行っており、多くの企業で業績アップに成功している 。特に広告を活用した問い合わせ数増加ノウハウを数多く持っている。​​​​​​

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先月、ラグビーのワールドカップが開催されました。
連日メディアでも報道されていたように、協議問わずスポーツへの関心が高まっているように感じます。

そのような背景のなか、野球やバスケットボールなど地域のスポーツチームのスポンサーになる企業も増えてきました。
改めて、そのメリットについて整理したいと思います。
① 地域におけるブランディング
スポンサーの費用は数千円~数十万円などまちまちですが、いずれの場合でも、スポーツチームは企業にメリットになるプランを用意しているケースがほとんどです。
分かりやすいものだと、ユニフォームへの企業名の掲示・SNSでの発信などがあるでしょう。
試合を地域紙などで報じられれば、社名は浸透していきます。
自社HPなどで「地域の〇〇チームを応援しています!」なども、地域に寄り添った経営のイメージがわき、有効です。

② 労働力の確保
プロチームでない場合、大半の選手は、生活費を別で仕事して稼ぐ場合がほとんどです。
ただ、夕方まで練習をし、そこから深夜まで勤務したいなど、労働条件の都合で、働き先の選択肢はそこまで多くありません。
運送会社であれば、さまざまな時間の運行がありますので、練習したい選手の希望とマッチした仕事を提案することができます。
そういった利益の一致から、スポンサーになったチームのメンバーから、ドライバーとしての勤務を希望する方を雇用することができます。

ということで、スポンサーになるメリットについてお伝えしましたが、
一部の企業では、自社でスポーツチームを保有する取り組みも行っています。
練習場所の確保や用具の支給など、チームの運営に関わる全ての費用負担が必要ですが、宣伝効果を独占することができます。

つい最近だと、野球チームを有する運送会社さんが、ドラフト選手を輩出したとして、全国紙で報道されるほど知名度が高まりました。
経費は必要ですが、そのチームが活躍したときの効果は絶大です。

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