第89回 営業マンのパーソナル・ストラテジー

Pen Iconこの記事の執筆者

赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

これまで、数多くの営業担当者の方々とお会いしてきました。

多分、数千人程度の方と名刺交換は行いました。

今でもお付き合いのある方や、お付き合い は途絶えたけれど記憶に残っている方、名刺を見ると本人の顔や特徴が思い 出せる方など、千差万別な人物像です。

営業担当者(営業マン)とは、一歩社外に出ると昨日入社した新人、中途採用者も、ベテラン営業マンも、他部門からの転属だろうと相手はその会社を代表した人として、その言葉や態度を見ています。

また、その人の印象はほぼ初対面時に決まることが多く、そのイメージをマイナスからプラスにするには困難なことでもあります。

この名刺交換時に、営業担当者ではなく管理部門や製造部門などの所属部署であれば、一般社会人としての常識やモラルを持っていれば、大きなダメージとなるようなマイナス評価はあまりされないようです。

営業部門と言えば、どのような業種であっても「花形部門」であり「表舞台」を担うその企業を代表する位置づけだと考えられます。

初対面での名刺交換から始まり、商談や世間話など顧客もしくは同業や協力会社、購買先との打ち合わせなど多くの人と会話をすることも仕事の一部であります。

筆者が感じる営業マンのマイナスイメージが強い例を列挙してみます。

(1)他人もしくは他社の悪口や批判を言うタイプ

(2)自分が話したい事を100%口に出して言うタイプ

(3)自社もしくは自身の自慢話しが多いタイプ

(4)初対面時に、個人的なことを話しまた相手に聞くタイプ

(5)他社もしくは他人の良いところを認めないタイプ

これらの5タイプは営業担当者としては、あまりプラスのイメージは残らないと思います。

自身の営業の型がどんな人間像なのかも、会社を代表する仕事であればこそしっかりと確立する必要があります。

自分自身の営業型(人間像)を確立するための思考をパーソナル・ストラテジー として考察することも、時には必要ではないでしょうか。

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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