第84回 上手なコミュニケーション手法その3~情報のイン/アウト~

Pen Iconこの記事の執筆者

赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

本号で今年の最終メルマガとなります。

今年一年大変お世話になりました。

本メルマガのタイトルであります、 『継続こそ力なり』を続けてこれたのも、ひとえに読者の方々の励ましとタイトルに負けないよう、小さな努力を習慣化できたことによるものと思います。

自分自身を向上させる方法として、良いと思われる事や役に立つことを継続していけば、習慣として持続する事が可能となります。

小さな習慣でも継続することにより、それが自身の力(技能)となってより濃度が増し、大きな習慣 へ変化します。

コミュニケーション力を高めるには、会話のネタとして多くの情報やある事柄に関する深い知識(専門知識)や一般的な時流の理解力などが求められます。

知識や情報は、入力(インプット)するだけだは多くを身に付ける事が困難であり、また氾濫した情報の整理もままならないものだと思います。

筆者の場合、インプットした情報を本メルマガを通じて出力(アウトップト)する事によって、情報の整理を行いながら自然と習得しています。

人から聞いた情報や読書によって得た情報は、脳にあるメモリーに書き込まれ ますが、日々の膨大な情報量により脳のメモリーキャパを超えてしまったり、 どこに書き込まれた(記憶)かが不明となることがあります。

インプットした情報を早めにアウトプットすることにより、ひとつの情報が二度記憶の玄関を通過しますので、憶えたり呼び戻したりといった脳内活動がスムーズに行われます。

もし、アウトプットを二度三度と行えば記憶レベルも習慣し習得に繋がると筆者は考えます。

アウトプットの手法としては、他の人へ話したり、文章として書き出したりと概ね二通りの方法があります。

筆者の場合例えば、何か役に立つなと思ったことや用語などは、比較的身近にあるもの(ポケットノート)にメモを取り、時間の余裕がある時に手帳に写します。

更に、年末に手帳を読み直して来年も必要と思われるものは、新しい翌年の手帳に書き込みます。

これを繰り返して、完全に習得されたものは新しい手帳には書かずに省いていくのです。

そうすることによって、必要な情報の整理と記憶の玄関を調整している訳です。

来年も引き続き『継続は力なり』を週1回ペースで配信させて頂きますのでどうぞ宜しくお願いします。

それでは、2008年が皆様にとって良い年となりますように心よりお祈り申し上げます。

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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