第45回 SLAが変える不確実性下における信頼関係の構築~OLA(オペレーション・レベル・アグリーメント)~

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

近代型物流アウトソーシングにおいて、SLA(サービス・レベル・アグリーメント)の締結は不可欠なものとなりつつあります。

荷主企業と物流企業(3PL含む)はサービスレベルについての量的・質的な取り決めを行います。また、3PL企業とオペレーション企業(主に、保管や流通加工・輸配送などの事業会社)の間にもOLA(オペレーション・レベル・アグリーメント)が締結され、それぞれの立場において利益創出活動とリスク回避における課題抽出が明確化されます。

これらSLAやOLAは双方もしくは、SCMパートナー間での情報共有が至極当然のシクミであります。SLA・OLAの活用により各ステークホルダーは継続的な努力を触発しながら最善の結果を求めある関係とも言えます。

3PL企業が荷主企業とSLAを締結し、その目標やコミットメントの達成をより具体的にしたものが、OLAとなり3PL企業から委託された事業会社が実行するものとなります。

欧米のSLAはかなり厳しい内容となっていますが、日本型SLAはあまり仔細な事には触れていないのが特徴です。

特に時間に対する約束や、量的なオーバーフローについては双方のコミュニケーションと早期な情報伝達によって、上手に適応しているものです。

欧米のOLAはかなり厳格な内容となっていて、入庫時間を過ぎて納品車両が到着しただけで、ペナルティー(当然、荷降しはさせてもらえない)が科せられたりする内容もあるようです。

では、次号からはより具体的なSLAやOLAの内容について触れてみたいと思います。

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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