第115回 ハイレベルな物流現場を持続する7つのコツ(3)

Pen Iconこの記事の執筆者

赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

7つのコツ(その2)「整理整頓係り」

今週は東京ビックサイトにて、『国際物流総合展2008』が開催されます。

11日16時20分より30分程、特設会場にて小職がミニセミナーを行うのですが、何をお話しすれば皆様が喜んで頂けるかを考えていました。

この手のセミナーはブースへの出展企業が行うものなので、大半が出展企業の広告的要素の高い内容です。

弊社はこれまで、展示会にて行うセミナーに自社のサービス案内は行っておらず、基本的には有料セミナーと同様に聴衆者の方々が少しでも、物流の時流や知識を持ち帰って頂けるように心がけています。

今回悩みに悩んだ結果、『物流パートナーシップの基本ストラクチャー』と言う題材で講演を行いますので、お時間がある方はお気軽にお立ち寄りください。
(無料セミナーですので、お席の確保やご予約は困難です)

さて、今回は「整理整頓係り」を明確に任命している現場の事例です。

この物流現場にも「整理整頓」や「5S」などの看板やポスターなどを見ることが多いようです。

では、実際にその掲示のように現場のスタッフ全員が「整理整頓」の意識を持って、日々の作業に従事しているかと言うと…。

人の意識の大きさが、行動に反映するものですので、看板やポスターだけでそれが実行されるようなものでは無いと思います。

小学生の頃、「給食当番」「掃除当番」などの係りを全員で持ち回りで行っていましたが、物流現場の「整理整頓」も同様に、全従事者が平等に役割を分担して「整理整頓」に対する意識レベルの維持・管理に努める事が肝要。

作業リーダーのみが、物流現場の品質管理を行うのではなく、全従事者が品質の維持・管理を担う現場こそが、ハイレバルな物流現場を持続できるコツのひとつです。

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赤峰 誠司

船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員

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