拠点計画と運営マネジメント

概要

第1講座 時流講話
第2講座 拠点計画と運営マネジメント
第3講座 パネルディスカッション

第1講座 時流講話

物流センターの立上げがこける理由

不動産ファンドの手がける大型物流センターの着工・竣工がピークを迎え、それに伴い、施設の新設・移転を行なう機会も増えるのではないでしょうか。
センター立上げ後に「うまく行かない!助けてください」とご連絡いただくことが多く、センター立上げがうまくいかない事例を多く目の当たりにしてきました。
センターの立上げがこける理由として、次の3つに分かれます。
「在庫移管が失敗」、「未出荷が溜まる」、「在庫差異が異常」です。
それぞれ見落としがちな観点や、やってしまいがちなNG対応などを解説しました。

第2講座 拠点計画と運営マネジメント

(1)拠点再構築の視点

拠点再構築に欠かせないもの、それは「戦略」

中期経営計画、営業戦略を確認し、その計画を支えられるロジスティクス体制を構築することが拠点の再構築ともいえます。
戦略に基づき、荷量が増えるのか、減るのか。流通チャネルは増えるのか、減るのか。人手不足が言われている時流にあった仕組み・対応に出来るのか。
物流担当部署が考えるべきこと、荷主の判断すべき視点、現状把握の方法などを解説しました。

(2)拠点再構築のステップ、配慮すべきリスク、コスト試算

拠点再構築のステップ:物流構造の構築

物流構造は、得意先情報や自社の基本サービスから、物流を構成する輸送手段、物流拠点、拠点作業が絞りこまれます。拠点再構築に必要な9つのSTEPを解説しました。

検討項目、リスク、試算

工程ごとに、改善視点、配慮すべきリスク、コスト試算の方法を解説しました。例えば、スペースの試算方法。どういったスペースが必要になるのか、どれくらいの面積を確保すればいいのか、その根拠は?
コスト試算では、自社倉庫の圧縮方例を一例に、再構築による成果を数値的に分かりやすく報告する資料の作成方法もお伝えしました。

拠点集約

拠点集約を行なうことで発生する、メリット・デメリットをそれぞれ解説しました。また、拠点集約の実例を4つご紹介ました。

(3)倉庫相場資料

倉庫相場

首都圏、関西圏、中部圏、北九州圏の4圏についてエリア相場と個別物件価格をまとめた地図をご紹介しました。

(4)ロジスティクスBCP

忘れてはならないロジスティクスBCP

拠点計画にいまや欠かせない、ロジスティクスBCP。何かあったとき、いざという時に事業が継続するために欠かせません。物流担当者、物流に従事するものとして「考えていませんでした」では済まされない必須の視点になっています。

考えるべき7つの視点

ロジスティクスBCPは考えるべき7つの視点があります。視点ごとに具体的な解説を行ないました。

ロジスティクスBCP実践

どんな会社がどういったロジスティクスBCP対策を行なっているのか事例をご紹介しました。自社に導入する時はどう進めればいいのか?現状分析の方法、項目、各種データ、評価項目などお伝えしました。

第3講座 パネルディスカッション

質問

物流のトレンドを読むと、自社倉庫へ切り替えるものがトレンドになっていると感じています。自社倉庫へ投資するタイミングはいつ頃が最適でしょうか?

回答

自社倉庫へ切り替える企業が増えているようには感じますが、当社としては、トレンド(主流)になっているとは思っていません。20年30年先に一定量の荷量がある企業は、投資意欲があるようですが、何坪立てるのか、2020年以降の荷量はどれくらいになるのか?といった点で二の足を踏んでいるようです。
また、トータルコストを考えて自社倉庫への切り替えを検討している企業も有ります。

質問

シーズン波動が多い業界は、拠点設計やレイアウトをどうすれば良いですか?

回答

小売(スーパーなど)のようにシーズン波動が多い企業は、その波動が年に数回なのか、月波動なのか、波動の種類によって対応を変える必要があります。年に数回の波動であれば別対応として外部を活用するのが良いです。月間で何度もあるのであれば、通常稼動と捉えて必要キャパとして設計していく必要があります。

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