物流コスト削減の切り口・在庫管理

概要

第1講座 時流講話
第2講座 物流コスト削減の切り口
第3講座 在庫マネジメント
第4講座 パネルディスカッション

第1講座 時流講話

東京オリンピック・パラリンピックの課題

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいて、すでにニュースや記事で報道されている問題点/課題と、そこから見えてくる物流における間接的な課題や表面化していない潜在している課題をまとめました。

第2講座 物流コスト削減の切り口

(1)物流コスト削減の切り口

効率化

物流コスト削減には物流部門の機能強化が不可欠です。物流を精査する機能の強化を進めることで、効率の見極めができるようになります。ここでは効率を見極めるポイントを挙げ、解説しました。

再設計

効率を見極め、改良を加える際には業務の再設計が必要になります。例えば、倉庫の再設計には現場変化・環境変化を掴むことが重要になります。

第3講座 在庫マネジメント

(1)在庫コントロール

ABC分析

すべての商品が同じ動きをするわけではありません。金額(量)と頻度の観点からランク分類を行い、特性にあわせてコントロール方法も使い分けましょう。

発注手法

在庫コントロールを行う上では、発注タイミングと発注数量を決める必要があります。発注タイミングは定期的に行う場合と不定期に行う場合、発注数量は毎回同じ数量を発注するパターンと発注時点で数量を決定するパターンがあります。

(2)在庫圧縮のための施策

コミュニケーション

在庫のコントロールには、生産部門・販売(営業)部門・物流部門の垣根を超えた社内コミュニケーションをとることが重要です。社内コミュニケーションをとるには共通管理フォーマットおよび会議体が必要になります。

(3)在庫コントローラーの機能

コントローラーの果たすべき役割

在庫コントローラーは売上アップと経費ダウンの調整役です。欠品を起こさせないように営業・販売部門からの情報収集を行う業務と、在庫が長期化して陳腐化しないように最適量の発注を行うことが主なタスクです。

第4講座 パネルディスカッション

質問

在庫コントロールを行うには、組織の中で調整部門を設置することが望ましいとの事でしたが、調整部門はどのような指標で管理されるべきなのか教えてください。

回答

在庫金額と出荷率が重要なKPIとなります。いかに在庫金額を押さえて出荷率を上げていくかが調整部門に求められる役割です。
生産部門や営業部門の部分最適ではなく、会社としての全体最適を視野に入れた調整機能が備わっていることが求められます。

質問

現場にカイゼンを施し生産性を向上させたところで、作業者のアイドルタイムが増えてしまっています。P/Lに反映されにくい部分でもあり、経営層からも評価されにくい構造だと感じています。何か良い手法はないでしょうか?

回答

一例ですが、カイゼンで創出された工数を更に別のカイゼンのための充てることです。カイゼンにももちろん工数がかかりますので、そちらに充てるのが良いでしょう。カイゼンを施したにもかかわらず、同一の人員を同じ場所に配置したままでいますと、作業者が「カイゼンしても意味がないな」と思ってしまいがちです。カイゼンで余剰になった人員は速やかに次の作業に割り当てましょう。
また、契約の切替え時期にはしっかりと人員整理を行わなければ、収支管理上、表面化しません。

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