ニューノーマル時代における物流と経営のあり方とは「第13回物流革新セミナー」 ゲスト講師 アスクル株式会社 執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏

ニューノーマル時代における物流と経営のあり方とは「第13回物流革新セミナー」 ゲスト講師 アスクル株式会社 執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏

2021年4月9日に「第13回物流革新セミナー」を開催しました。
アスクル株式会社 執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏をゲスト講師としてお招きし、『テクノロジーが変えるEC物流の未来』に関してお話いただきました。

また、船井総研ロジからは赤峰より『Withコロナ時代の物流業界 時流予測』、橋本より『コロナ禍の大混乱を契機に2025年のグレート物流企業づくりをはじめよう!』にと題しまして、計3部構成でお送りいたしました。

講座概要

第一講座 テクノロジーが変えるEC物流の未来
第二講座 Withコロナ時代の物流業界 時流予測
第三講座 コロナ禍の大混乱を契機に2025年のグレート物流企業づくりをはじめよう!

第一講座 テクノロジーが変えるEC物流の未来

サプライチェーンプロセスのDX化、物流の自動化はどこまで進むのか

日用品・オフィス用品の通販で国内最大手の地位を築くアスクル株式会社  執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏をゲスト講師としてお招きし、テクノロジーやデジタルを駆使したこれからのEC物流やサプライチェーンについてお話いただきました。

ニューノーマル時代における物流と経営のあり方とは「第13回物流革新セミナー」 ゲスト講師 アスクル株式会社 執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏

LOHACOでは物流について考える上で、社会や生活の在り方の把握を重要視しており、ニューノーマルな世界では、今までの社会より以下2つの変化が加速化しています。

(1)お客様ニーズは多様化と変化

LOHACOでは顧客・購買・商品・配送・問い合わせデータなど、蓄積される様々ビッグデータをもとに購買行動の見える化を行っています。
それにより顕在化するニーズに応じてデザインや購入画面のパーソナライズ化を進めています。

(2)お客様時間にオン・オフが無くなる

生活起点を元にした梱包単位の見直しにより、配送・保管効率の向上を行っています。
また、ECビジネスの最大のコストである配送費についても、一箱あたりの売上単価を上げることで配送個口数を少なくすることで、配送コストの低減を実現しています。

EC物流の未来を考える上では3つのポイントが重要になります。
①お客様視点でのニーズ把握
②全てがデータで繋がるサプライチェーン改革
③テクノロジーファーストで価値実現

皆様もこれらの内容を意識した経営を行うことで、今まで以上にDX化を推進していきましょう。

第二講座 Withコロナ時代の物流業界 時流予測

2021年の物流時流予測

2021年の物流時流予測と題しまして、「これからの運賃市況の見通しと“標準的な運賃”の扱い方」「ロジスティクスの価値転換、物流会社の勝ち組モデルとは」「物流会社が取り組むべき“物流DX”とは」について、船井総研ロジ株式会社 赤峰がお話しました。

本レポートでは、講座内容から一部抜粋して「ロジスティクスの価値転換、物流会社の勝ち組モデルとは」についてお伝えします。

ニューノーマル時代における物流と経営のあり方とは「第13回物流革新セミナー」 ゲスト講師 アスクル株式会社 執行役員 LOHACO事業本部長 川村 勝宏 氏

今日までは、「ローコストオペレーション体制」「生産性の高い業務プロセス(完全標準化)」「ミスの無い超高度な作業品質」この3つが物流企業の勝ち組みモデルとなっていました。
しかし、今後は、「専属・専用の時代」が終焉を迎えるため、この3つだけでは勝ち残ることができなくなります。

特に運送会社では、トラックが24時間365日稼働可能な体制を構築し、償却コストを薄めて利幅を多く取れる経営を行うことが重要になります。
そのためにも、下記4つが今後の運送会社における勝ち組みモデルだと考えられます。
①シフト制
②ギグワーカー活用
③協業共創化経営
④IT力強化

他の運送会社と協業ネットワークを作成することで、一社では行うことができない投資なども可能になります。
新たな4つの勝ち組みモデルを意識した経営を行いましょう。

第三講座 コロナ禍の大混乱を契機に2025年のグレート物流企業づくりをはじめよう!

コロナ禍で下る物流企業、昇る物流企業

2024年に向けてますます働き方改革の必要性が高まる中、中小物流会社にとっても“デジタル化”は見逃せないキーワードとなってきています。

コロナによってさらに加速されたこの波に乗り遅れないためにも、物流会社の勝ち残り戦略として“今”取り組むべきポイントについて講演しました。

物流会社が2025年に勝ち残るためには、営業力強化と採用定着力強化の“両方”が重要になります。

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afterコロナに向けて、物流・運送会社が”今”取り組むべき具体的な事項は、以下5点になります。
①徹底自動化・省力化の推進
②マネジメント層の強化(想像力アップ)
③外部人材の有効活用(競争力アップ)
④2024年問題のクリア戦略の立案と実践
⑤テキスト < 写真 < 動画、デジタルマーケティング・セールス&リクルーティング

2025年までの変化へ適応していくためには、今後の1~2年の動きが勝負となります。
先行メリットを得るためにも、上記の5つの視点を意識し、まずは今年中に2025年を見据えた適応戦術を立案していくことから始めていきましょう。

受講者の声

来るべき2024年に向けて、今から計画的に準備していく行程をお示しいただいたので、今後の事業計画に織り込んでいきたいと思います。
標準運賃に対する行動指針をいただきありがとうございます。
(運送会社 O社)

聴かなければ解らなかったこと・見える範囲でやらねばならないことを多くご教示いただき、ありがとうございました。気持ちは焦るばかりですが、せめて少しでも動画撮影していきます。
(運送会社 K社)

テキストダウンロード

「第三講座 コロナ禍の大混乱を契機に2025年のグレート物流企業づくりをはじめよう!」のテキストをダウンロードいただけます。

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おすすめ情報

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研究部会/ロジスティクス4.0・3PLビジネス研究会

概要
“既存の3PLビジネスを事業の柱として伸ばしながら、ロジスティクス4. 0の先駆者となるための様々を最新技術を学んでいきます。省人化・標準化のための取り組みをはじめ、AI・ロボットなどのITテクノロジーなどについて学び、情報交換を通じて自社に生かしていきます。
また、現場改善や人材採用・育成などのテーマについても取り上げています。”
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/logistics-3pl/
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研究部会/トラックビジネス研究部会

概要
“運送業・トラックビジネスに特化した部会です。
運送ビジネスにまつわるテーマを網羅し、地域一番の物流企業を目指します。主なテーマとしては「ドライバー採用・育成・定着」「運行効率アップ」 「労務管理」「車両戦略」など、明日から使える業績アップに直結する内容をご提供します。”
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/truck-business/

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