中国巨大市場への「爆売り」から始める 越境ダイレクトビジネス実践フォーラム

2020年11月17日(火)に「中国巨大市場への「爆売り」から始める 越境ダイレクトビジネス実践フォーラム」を開催しました。
本セミナーでは、コロナ禍で大打撃をうけたインバウンド市場から最短で急成長を遂げる中国EC市場をアプローチできる方法を大公開。
中国巨大市場で「爆売り」した成功モデル、や越境ビジネスの最大のハードルとなっている国際配送の選び方やそのメリット、デメリットとともに、コロナ禍で低迷した業績を回復するノウハウをご紹介させていただきました。

講座概要

第一講座「今からでも間に合う」中国巨大市場攻略のためのマーケティング戦略
第二講座「すぐに始める」中国巨大市場を掴めるライブコマース実践手法
第三講座「ずっと安心」越境配送コンシェルジュで中国越境販売をサポート
第四講座【まとめ】これから中国市場とどう向き合い、どう利益を残せるか?

第一講座 「今からでも間に合う」中国巨大市場攻略のためのマーケティング戦略

中国販売を始めるうえで気を付けたい落とし穴

中国販売をする上で気を付けたい落とし穴4つをご紹介します。

まず、販売パートナーについてですが、越境ECは人脈がすべてではありませんので、チャネル、売り方、マーケティング戦略を適切に選ぶ必要があります。
ECで爆売りの成功を収めるには物流に強い企業も重要です。

また、展開商品についてですが、マーケティングリサーチを軽視しないでいただきたいです。消費者の声に耳を傾ければ爆売りのヒントが見つかるはずです。
日本で売れているから中国で売れるというわけではありませんので、中国で売れる物を見極めましょう。

そして、チャネルと売り方には、置いてみるという売り方はNGです。中国の時流に乗ったライブコマースという売り方をぜひ活用していただけると良いかと思います。

最後に収支計画に関しては、EC事業は実は事業計画が非常に立てやすいです。投資のほとんどが広告となり、広告でどれだけ投資し何年で回収するのかが大切です。

ポイント3つ目のように、向こう3年で得られるプロフィットを考え検証していくことが大切です。
最終目的は爆売りですので、国内の巨大ECプラットフォームに参画しなければなりません。そのケースは自社が現地法人を設立するか現地企業の代理店に店舗運用を任せるかの2択になります。

第二講座 「すぐに始める」中国巨大市場を掴めるライブコマース実践手法

効果を持続する越境ライブコマースの基本(活用)ステップ

【ゲスト講座】実際に中国の時流にあったらライブコマースを企画制作されるクリップス社の張社長をお招きして講演いただきました。

理想的な越境EC販売&ライブコマースの五つの活用方法を紹介されました。

1つ目 最も重要な事前調査

事前調査の方法には、調査報告のご利用、越境ECプラットフォーム公開資料のご使用、Taobaoの販売傾向を分析すること、そして在日ソーシャルバイヤーや在日中国人へのインタビューなどがあります。

2つ目 物流手段の確保

テストマーケティング段階から適切な物流パートナーを選ぶ必要があります。

3つ目 販売チャンネルの開拓

チャンネルの露出や販売実績が多ければ多いほど、業者が商品を取り扱いやすくなり、交渉もしやすいです。

4つ目 商品の露出度を上げる

中国のSNSメディアRED(中国版Instagram)、在日KOC(口コミを発信する消費者)、ソーシャルバイヤの活用等を含めて、現在の中国の時流にあった最適な販促手法を選択する必要があります。

5つ目 ライブコマースの実施

実施がゴールではなく、本格的スタートとなります。特に、初期段階にはライブコマースから中国本土ユーザーの意見を回収します。継続的にライブコマースを展開し、PDCAを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促します。

第三講座 「ずっと安心」越境配送コンシェルジュで中国越境販売をサポート

越境ECのステージにあわせてコストとサービスで最適な物流を選択

マーケティングも物流も、企業様がどの段階にいるのかによって変わってきます。

まずは直送モデルでスタートすることが現実的です。商品によって違いますが大々5千円から1万円ぐらいの商品であれば、月間2,000個を発送したら保税区モデルに移行することが望ましいです。

そして月間6,000個発送の目途がついたら、いよいよ国内ECへ移行しましょう。ファンが既にたくさんできているため、スタート段階から広告を積極的に投入でき、レバレッジの効く国内ECでスタートできます。
そして「独身の日」など大規模なECイベントに参画し、非常にたくさんのファンを一度に獲得する機会がどんどん増えてきます。

国際物流の選択はコストとサービスのベストバランスを追求すべきです。安さだけを取るとスピードが遅くなってしまうので、販売に悪影響を与える可能性もあります。
また、サービスを求めて高額な輸送形態になると物流費が価格に間接的に転嫁される可能性があり初期段階での販売が伸びません。
ベストバランスを追求しながら、直送モデル⇒保税区モデル⇒国内ECモデルと物流の仕組を進化させていくことがポイントです。

第四講座 【まとめ】これから中国市場とどう向き合い、どう利益を残せるか?

中国巨大市場「爆売り」までの道のり

「爆売り」にいくまでに五つの道のりがございます。

まず、リサーチフェーズでは中国国内で商品がどのように売られているのかを把握しましょう。そして、実際に商品を使用していただいた中国人消費者の声を20名以上に聞くことによって、販促チャネル、価格、販促キーワードを抽出し中期的な販売目標を設定しましょう。

また、商品適合性の高いチャネルで商品を売り、市場の反応を見ましょう。もしライブコマースを行うご予算があればぜひ実施していただきたいです。

そして、テスト販売の結果を見ながら、ライブコマースから本格の直送モデルに入っていきましょう。月販2,000個を目指しながら直送モデルを考えましょう。

次は月販2,000個を超えたら保税区に移行し越境プラットフォームに出店し巨大市場への広告を継続しましょう。

最後に、月販6,000個を越えたら、いよいよ中国国内ECへ挑戦しましょう。現地法人設立や現地代理店への商品提供を視野に入れます。

受講者の声

大変、すばらしい内容でございました。やはり物流の発生源である営業との連携はビジネス立ち上げには重要でございますね。
(荷主企業 R社)

本日はありがとうございます。直近受けたセミナーの中で一番勉強になりました。
現在、弊社でも中国市場獲得に向けた日本企業の支援をしておりまして、
宜しければ一度、両社のビジネス領域含め、お打合せのお時間を頂けますと幸いです。
(物流企業 F社)

成長を続ける中国市場の現状について大変よく理解することができました。ありがとうございました。
(荷主企業 H社)

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サービス/越境配送コンシェルジュ

概要
世界の消費者にむけたダイレクト配送をきめ細かいサービスと競争力のあるコストを武器に全面的にサポートするサービスです。当社コンシェルジュが越境配送の手続き、最適なキャリアの選択、日々の出荷代行をきめ細かくお手伝いします。お客様の素晴らしい商品を世界の消費者に最適なコストでお届けください。
詳細
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