物流セミナーレポート 2020.11.13

10月度トラックビジネス研究部会

船井総研ロジの研究部会は全国から物流会社・運送会社の経営者が集い、情報交換を行う勉強会です。2020年10月7日の10月度LPS合同研究部会は、新型コロナウィルス感染症予防対策のため、zoomを用いた「オンライン研究会」を行いました。
今回の研究部会では、大王運輸株式会社様をゲスト講師として講演いただき、船井総研ロジから髙橋が、管理職の育成方法についてお話ししました。

講座概要

第一講座物流企業の枠に捉われない発想とサービスで地域課題の解決を実現する大王運輸の戦略
第二講座管理職が育たない本当の原因と対策

第一講座 物流企業の枠に捉われない発想とサービスで地域課題の解決を実現する大王運輸の戦略

大王運輸の経営スタイルと変遷

三重県多気郡に本社を構える、大王運輸株式会社の代表取締役、天白拓治氏にご講演いただきました。
大王運輸は三重県内を中心とした冷凍冷蔵の配送を主に行っており、経営基盤を強化するために自社の事業ドメインの見直しを行い、「たべねっとみえ」や「しんよやく」といった様々な事業を展開しています。

運送会社は、既存荷主の減少や工場移転といった外的要因により、窮地に追いやられることがあります。
そこで自社の事業ドメインが川上~川下(メーカー~問屋・卸~小売~消費者)のどこにあるのかを明確化する必要があります。

新規事業や新しい荷主を開拓していく際は、自社はどのような切口で他社と差別化できるのかを明確にするために、下記4つのポイントを踏まえて切り込んでいくべきです。

・物流(輸送、保管、流通加工、荷役、梱包・包装)
・商流(仕入れ、受注発、コールセンター)
・金流(集金、決済/代行)
・情流(システム)

また、マーケットイン発想でエンドユーザーのニーズを事業化することがとても大切です。
・見過ごされがちだが、多くの人が潜在的に抱えている「不」かどうか。
・本当に世の中が解決を求めているものなのか。
・その「不」を解消することが、収益に繋がるのかどうか。
お客様の要望や自社への不満や不便に感じていることを上記の観点からで見極めていきましょう。

第二講座 管理職が育たない本当の原因と対策

業績がアップする管理者を育てるための5つのステップ

経営者が会社の戦略策定に従事するためには、管理者の教育が必要不可欠です。
そもそも管理者の役割とは、経営者が決めた方針に対して、現場を動かして利益を生み出すことです。
そのためには、自ら考えて行動できるかが業績拡大に大きく影響しています。
自ら考える管理者を育てるためには、やるべきことを明確にし、評価制度の構築や会議体系の見直しなどといった管理者を支援する体制を整えることが重要です。

それらを設定するためには、
(1)中期経営計画策定
(2)アクションプラン作成
(3)人事・労務システムの構築
(4)教育・研修システムに構築
(5)最適な会議体系の設計
以上5つのステップで会社のビジョンから管理職の実行まで一貫して落とし込むことで、業績を伸ばせる強い会社の基盤ができます。

会員の声

大王運輸さんのお話から、「弊社がもしもなくなったら困るお客様」を分析してみる。オンリーワンの仕事を見つけていきたい。
(運送会社 T社)

運送業はマネージメントで決まる。管理職の自立と行動力アップを図る取り組みを実行したい。
(運送会社 M社)

付加価値を付けた何か、オンリーワンな事に取り組んでいきたい。
(運送会社 K社)

おおすすめ情報

研究会/トラックビジネス研究部会

概要
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詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/truck-business/