2020年6月トラックビジネス研究部会

新型コロナウィルス感染症予防対策のため、2020年6月10日のトラックビジネス研究部会はzoomを用いた「オンライン研究会」を行いました。
前回の4月例会は、情報交換会のみ行いましたが、今回は2講座オンラインで講座を行い、船井総研ロジより橋本と河内谷が、今後の物流業界の動向や時流を予測し、今何をするべきかをテーマにお話ししました。

講座概要

第一講座テックタッチによる接点強化のポイント
第二講座2020年後半にとりくむべきこと

第一講座 テックタッチによる接点強化のポイント

コロナ禍で進まざるを得ないデジタル化

コロナの影響から、リモートワークや出勤時間の分散化が進むにあたり、 デジタル・オンライン上で接点を持たななければいけない時代になってきています。

今までは大口顧客に個別にフレキシブルな対応を行い資源を費やすことで満足度を高めるか(ハイタッチ)が重要でした。
しかし今後非対面化が進むにつれ、これまで人材を割けなかった見込みの低い顧客やスポット案件等に対して、広範囲に対応(テックタッチ)できるかが重要となります。
※“○○タッチ”とは、LTV(顧客生涯価値)を軸に顧客を3つの層に分け、それぞれに対して最適なアプローチをとる手法のこと

新規や既存荷主、求職者や社員と直接会わずしても、以下の切り口から接点を増やしていきましょう。

・見込み客や過去客向けにメルマガを毎月発行し、問い合わせを獲得
・ウェブサイト上のチャットボットで、気軽に問い合わせられる体制をつくり、問い合わせ件数が増加
・オンライン説明会&面接で、求職者の場所時間に融通が利き、採用力がアップ
・グーグルドライブを活用し、社員との接点を増やすことで報連相が効率的になった
・グーグルドライブの活用で、庭先情報や作業マニュアルを共有し、教育を充実化

第二講座 2020年後半にとりくむべきこと

コロナ禍の現状とそれを受けて運送会社が取り組むべきこと

コロナによって、景気が悪化していることは火をみるよりも明らかです。
実際、運輸倉庫業の景気DIは大幅悪化し、企業の倒産数も増加傾向にあります。

さらに、各地とも第2波襲来リスクは高く景気回復期間は延びると予想されます。
そうなるとコロナと共存する形の経営にシフトすることは避けられないでしょう。
さらに、今回の騒動で環境が大きく変わってしまい、消費者行動や人々の習慣も変わってしまうことが予想されます。

これらの状況に対応するために、取り組むべきことは以下5点です。

(1)財務強化
(2)BCPの策定
(3)マーケティング活動の強化
(4)デジタル化
(5)幹部・管理職の補強、育成

上記の5つの取り組みを行い、火急の問題であるwithコロナの経営戦略に加え、コロナ修復後の消費行動の変化にも留意していく必要があります。

テキストはこちらよりダウンロードいただけます。

〔テキストダウンロード〕「物流企業が2020年後半に取り組むべきこと」

受講者の声

KPIのリアルタイム可視化をゴールにまずは、データベース化に取り組みたいと思います。(クラウド化推進)
(運送会社 N社)

災害は策定済ですが、コロナウィルス感染に対応した危機管理は手薄でした。改めてBCPの策定に着手します。
(運送会社 S社)

FAXDMに興味をもちました。すぐに送付先の業者や値段感を調べようと思います。
(運送会社 T社)

おすすめ情報

テキストダウンロード/物流企業が2020年後半に取り組むべきこと

概要
まもなく、新型コロナウイルス感染症によって大混乱に陥った2020年は半分を終えます。今後、物流企業は「withコロナの経営戦略への転換」に早急に取り組まなければなりません。物流企業の経営者ならば絶対に押さえておきたい数値や指標、物流企業が今すぐ取り組むべきことについて解説します。
ダウンロード
https://logiiiii.f-logi.com/documents/text/second-half-of-2020/

トラックビジネス研究部会

概要
運送業・トラックビジネスに特化した部会です。
運送ビジネスにまつわるテーマを網羅し、地域一番の物流企業を目指します。主なテーマとしては「ドライバー採用・育成・定着」「運行効率アップ」 「労務管理」「車両戦略」など、明日から使える業績アップに直結する内容をご提供します。
詳細
https://www.f-logi.com/butsuryu/society/truck-business/https://www.f-logi.com/butsuryu/seminar/

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