思わずガッツポーズが出る人材
プロ野球ドラフト会議の抽選において、目当ての選手との交渉権を引き当てたときの、監督のガッツポーズは、とても印象に残るシーンです。
その選手が、すごい選手であればあるほど、当然、喜びは増し、ガッツポーズも大きくなります。
クジを引く監督は、そのとき、純粋にその選手の持てるポテンシャルだけを視て、獲得に臨んでいます。
企業が、社員を採用する活動においても、同様であるべきでしょう。
幹部候補生を採用するときは、特にです。
現場に近いクラスの面接官は、業務オペレーション統括の立場から、”使いやすそう”、”言うことをききそう”といった視点で、候補者を測ってしまう傾向にあります。
しかし、それでは、未来の組織を発展させるための人材は、採ることができません。
”未来の幹部”は、今より発展しているはずの組織の幹部ですから、現存の社員よりも高いポテンシャルを有した人材であるべきです。
それは、採用の交渉権を得たときに、思わず大きなガッツポーズが出るような人材なのです。