目標をリンクさせる
アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏は、1997年版の株主宛レターの中で、「当社がこれから成功するか否かは、やる気にあふれた社員をどれだけ集めて手元に留めておけるかに大きくかかってきます」と述べています。
誰もが、納得のいく話でしょう。
ベゾス氏は、そのためには、「社員がアマゾンを自分のこととして考えられるようになること」、「アマゾンが社員一人ひとりのものになること」が重要だと説いています。
そして、それに向けて、「社員への報酬は、現金よりもストックオプションに重きを置く」という戦略を打ち出しています。
企業の目標と従業員の目標がリンクしていれば、企業は最も効果的に伸びます。
アマゾンは、その状態をとてもうまく創り出しているのです。
ストックオプションの他にも、持株会などの手段があります。
自社では「目標をリンクさせる」という原則をどう適用するか、考えてみましょう。