ゴールデンエイジ
1995年に、名古屋グランパスエイトを率いて天皇杯を制し、その後も世界で成果を上げ続けた名伯楽、アーセン・ベンゲル監督は、次のように述べています。
「特にサッカーのようなスポーツの場合、肉体のコントロールやボールのコントロールと言った技術は、なるべく小さい頃から学び始めなければならないということだ」
ここでいう”なるべく小さい頃”とは、”ゴールデンエイジ”と言われる、6~9歳の時期だと思います。
ベンゲル監督は、「転がっているボールを足で操作するという、全く自然ではない動作を自然にできるように身に付けるためには、できるだけ小さい頃から、始めなければならない」と言います。
つまり、それは、「大きくなってからでも学べることは置いておいて、小さいときに徹底して身に付けるべきことを学ぶべきだ」ということでもあるでしょう。
基礎スキルと実戦スキルを、ごっちゃにしてはならないのです。
企業においても、入社後の時期と習得させるべきスキルが、合致していなければ、効果的な育成はできないという認識が、必要だと思います。
特に、新卒3年目までのゴールデンエイジです。
「サッカー名監督 超一流の思考」(東邦出版)
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