予定の飛行ルートを飛べるか

Pen Iconこの記事の執筆者

橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

「 あなたは今、フランクフルト発ニューヨーク行きの飛行機に乗っているところだ。『飛行中、機体が予定されたルート上を飛んでいる』のは、飛行時間全体のどのくらいの割合だと思うだろうか? 」

ベストセラー『シンク・クリアリー』の中で、著者 ロルフ・ドベリ氏が発した問いかけです。

この問い・・・正解は、なんと”0%”だそうです。

操縦士は、外界の状況に応じて、補助翼を動かし、飛行ルートを絶えず修正しているのです。

では、なぜ、そんなに修正を行なわなければならないのか?

それは、外界の状況を完璧に予測するのは、不可能だからです。

変えないのは、目的地と到着予定時刻だけです。

それらを変えないからこそ、状況に合わせてルートを修正する必要性が、さらに高まります。

①達成可能なビジョン(目的地、到着時期)の策定
②基準となるアクションプラン(飛行ルート)の策定
③アクションの持続的な修正・調整

経営計画の策定・実行にあたり、とても示唆に富む問いと答えです。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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