終わりよければ
心理学者のダニエル・カーネマン博士が提唱した、『ピーク・エンドの法則』というルールがあります。
「何かを体験したとき、人間の記憶に残るのは、ピークの部分と終わりの部分だけで、それ以外の箇所は、ほとんどが忘れ去られる」という法則です。
例えば、映画を観たときは、クライマックスと結末だけが、印象に残ります。
ですから、結末がいまいちだった映画は、途中が結構愉しめる内容だったとしても、「あんまりよい映画ではなかった」という感想になります。
この法則は、何かのイベントの主催者となったときに、押さえるべき法則です。
どこにピークを持っていき、終わりでも、参加者にどう満足感を得させるか、意識して企画する必要があります。