転職要因ナンバー1
自ら転職先を探している人(能動的求職者)と、企業側からのアプローチで初めて転職を検討する人(受動的求職者)のどちらが、有用な人材でしょうか?
人材難の今の時代には、どの企業も、優秀な人を手放さないように必死です。
そのような人材は高待遇されているはずですから、あまり自ら転職先を探してはいないのではないかと思うでしょう。
しかし、米リンクトインが実施したアンケートに、興味深い結果があります。
能動的求職者の転職要因ナンバー1は「よりよい仕事と出世の機会」であり、受動的求職者の転職要因ナンバー1は「収入アップ」だという結果です。
端的に言うと、前者の動機は『向上心』であり、後者の動機は『欲』なのです。
どちらを有用な人材と判断するか、です。
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2019年10月号 特集:戦略採用https://www.dhbr.net/ud/backnumber/5d6cb5c677656193a7010000