あなたは~ですか?
採用面接では、入社後では身に付けるのが難しい資質を測るべきです。
入社後に教えられる技術ではなく、もともと持っている性質を視て、判断する必要があります。
ですから、まずは、自社の社風や業種、募集職種には、どのようなもともとの性質が必要なのかを規定しなければなりません。
クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏は、インターンの学生の面接の際、必ず次の質問をするそうです。
「あなたは、几帳面ですか?」
これに対し、胸を張って「はい、几帳面です」と答える人が欲しいと、佐藤氏は述べています。
曰く「僕たちの仕事は、0.1ミリの配置の違いや、数パーセントの色味の差の検証です。自分で言いきれるほどに筋金入りの几帳面な人でなければ、とても続けることはできない」。
佐藤氏は、この質疑だけではなく、学生のすべての所作をこの視点でチェックしているそうです。
自社の業務に必要なもともとの性質を規定し、採用面接の質問や観察項目に落とし込んでいくことは、重要です。