そんな暇があるのなら
累計40万部のベストセラーになったインタビュー集の「プロ論。」の著者である、フリーライターの上阪徹氏は、営業について、次のように述べています。
「私は、ライターにとっての営業ツールは、何より原稿のクオリティだと思っています」
上阪徹氏は、以前、若手のライターの方から、「よく出入りしている編集部主催の飲み会に、同じ年代のライター仲間は、営業目的で積極的に参加している。自分は、忙しくてなかなか出られないが、そのうち仕事が来なくなってしまうだろうか?」と、相談されたことがあるそうです。
その時のアドバイスは、「そんな暇があるのなら、抱えている原稿の推敲をもっとやった方がいいですよ」でした。
他の業種にも当てはまる、本質を突いたルールだと思います。
同じエネルギーをかけるなら、商品の品質を上げる活動に使った方が、顧客にとっては、よいはずでしょう。
顧客にとってよいことは、ひいては自分自身にとってよいことです。
「プロ論。」(徳間書店)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198619611