自分は何に向いているのか?
先日、個別面談をした若手社員は、「他の人たち(同僚)が向いている仕事は判る。しかし、自分が何に向いているかは、判らない」というモヤモヤがあるとのこと。
私:「それでいいのだ」
”何に向いているか”は、すなわち”市場価値”です。
市場価値は、買い手が決めるものです。
ここで言う”買い手”とは広義であり、仕事をオファーする上司、同僚を含みます。
買い手が決めるものですから、「私は、何に向いているんだろう?」なんて悩まずに、求められることに応えていけばよいのです。
そもそも、人間は、まったく向いていない環境に、身を置こうなんて思わないでしょう。
縁あって今いるところで、がんばればよいのだと思います。
人気ライターの田中泰延氏も、著書『読みたいことを、書けばいい。』の中で、「利益を得ようとする企業や社会全体の機能構造が、人間を適切に振り分ける」と述べていました。
至言です。