優秀な若手からモテる組織
若くて優秀な人材を採用したければ、既存の若手社員から、要職へ抜擢する例を積極的につくるべきです。
若くて優秀な人材は、非実力主義を感じる年功序列の組織には、入りたがりません。
ですから、社内で、モデル事例をつくる必要があります。
特に、中小企業においては、この施策が重要です。
大企業ではなく、中小企業への就職を志向する求職者には、「早く要職に就ける可能性がある」が志望理由である人が、結構多いからです。
しかし、現実的には、既存の組織体制の中では、抜擢する対象者が見つからないという問題が考えられます。
その場合は、組織編制を工夫し、力相応のポジションを作ってあげるとよいでしょう。
例えば、従来よりやや小さめの部門や拠点をつくったり、特命の役職を置いたりするのです。
結果的に、若くて優秀な応募者が増え、また既存の若手社員のモチベーションも上がるでしょう。