幹部を選ぶ視点
2024年上半期から、一万円札の肖像になることが予定されている、我が国の代表的な経済人の渋沢栄一氏は、著書『論語と算盤』の中で、”幹部にしてはいけない人物像”について、言及しています。
①名ばかり重役
②いい人だが事業手腕なしの人
③利己的な人
どれも、害になりますね。
このうち、『③利己的な人』は、「会社を自分が有名になるための踏み台にする」、「私腹を肥やすために法人を利用する」といったタイプの人です。
そういう人を上げると、大きなリスクを孕みます。
当然、上げてはいけません。
ただし、『①名ばかり重役』と『いい人だが事業手腕なしの人』は、注意が必要です。
時流の変化や企業の成長に合わせて、自己変革できず、以前は優秀だった幹部が、①や②になってしまうことがあるからです。
未来を創るための幹部という視点が、重要でしょう。