全社員を熱狂させる

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

ミッション、ビジョンの達成を社員全員が望み、それに向けて、一体化して努力する姿が、企業としての理想形です。

逆に言えば、そのために企業は存在するのです。

ただし、社員数が多くなってくれば、一体化への苦労は増してくるでしょう。

しかし、全世界に約8万人の社員を抱えるLIXILの元副社長、八木洋介氏は、「規模なんて関係ない」と言い切ります。

それどころか、八木氏は、「自社を大きいと思っていない」という認識だったそうです。

国立競技場の収容人数が8万人であることを基準に、「たかがスタジアム1杯分じゃないか」と言うのです。

スポーツが観客全員を熱狂させることができるのに、世界中の人々に貢献しようとする事業理念・ビジョンの実践が、全社員を熱狂させられないわけがありません。

八木氏は、そのようにとらえて、マネジメントをしていたそうです。

たいへん示唆に富む思考です。

人事部が目覚めれば生産性は「10倍」上がる
八木洋介LIXIL副社長が語るワーク・ルールズ
https://toyokeizai.net/articles/-/124908

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