辞意の兆候をつかむ
「え、あの人が?!」と驚くような社員が、辞意を表明するという事態が発生したとき、まず責めを負うべきは、直属の上司です。
なぜなら、管理職として、普段の様子の観察や気持ちの聴き取りが、適切にできていなかったということだからです。
それらができていれば、早い段階で兆候をつかめていたはずです。
兆候をつかめていても、辞めるのを停められないときもあるでしょう。
しかし、兆候もつかめていないのは、怠慢だと思います。
部下に対して、無関心、鈍感というのは、”心の時代”の現代の管理職として、かなり問題があります。
このような想定外の社員が辞める事態を”ビックリ退職”と言います。
ビックリ退職の発生度合いは、管理職の評価に直結します。