自立
強い組織とは、各構成員が自立している組織です。
ただし、ここでいう「自立」とは、単なる経済的定義ではありません。
給与をもらっていて、自らの収入で生活ができるだけでは、本当の自立とは言えないのです。
自立とは、もしも置かれた環境が変わっても、生きていける技術を身に付けることです。
プリンシプル・コンサルティング・グループ代表の秋山進氏は、「営業には、営業技術があり、人事には、研修技術や就業規則作成技術、給与計算技術などがある」と言います。
それらの技術を磨き、他でも通用するものにできたとき、人は自立したと言うのです。
ですから、秋山代表は「例えば、営業は『営業担当者』ではなく、自立した『営業技術者』であるべき」と説いています。
あるべき姿を示唆した、すばらしい表現だと思います。