未経験者の育成ポイント

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

人材難の時代にあって、先進的な企業は、経験者採用から未経験者採用へ、メインターゲットを変更しています。

このときのポイントは、経験者と未経験者では、教育の趣旨を変えることです。

例えば、運送会社なら、前職も運送会社だった人(ドライバー経験者)は、ドライバー職を全うしようという一定の意思を有しているでしょう。

しかし、前職が異業種の人(ドライバー未経験者)は、自ら候補に挙げた数業種から、運送業を選んで、転職してきた人です。

そういう人は、ドライバー職に対する想いは、まだ強くありません。

もちろん、「幼いころから、いつかは大型トラックに乗りたかった」という人もいます。

しかし、若者のクルマ離れの時流もあり、少数派だと言えるでしょう。

ですから、未経験者には、「一人前(~一流)のプロドライバーになりたい」という意思があることを前提に教育をすると、大きくズレることになります。

「そんなことでは、一人前のドライバーにはなれないよ」といった叱咤激励は、効かないのです。

未経験者には、まずはそのドライバー職に慣れ、「愉しい」、「やりがいがある」と感じてもらえるように持っていく必要があります。

入社前は「興味を持たせる」、そして入社後は「ハマらせる」というステップです。

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橋本 直行

船井総研ロジ株式会社 代表取締役社長

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