年計平均
現在の業績(売上げ、利益)が、一時的な浮き沈みなのか、それとも本来の実力なのかは、当月の実績や前月比、前年同月比などを視ても、ちゃんとは判りません。
なぜなら、当月、前月、前年同月に、一過性の大型受注や顧客の喪失など、何か特別なことがあれば、大きくブレるからです。
そこで、本来の実力をしっかり見極めるために、”年計平均”という指標を使えば、有効でしょう。
年計平均とは、当月からさかのぼった1年間の月平均のことです。
以下のような感じです。
年計平均2018年4月=(2017年5月~2018年4月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年5月=(2017年6月~2018年5月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年6月=(2017年7月~2018年6月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年7月=(2017年8月~2018年7月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年8月=(2017年9月~2018年8月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年9月=(2017年10月~2018年9月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年10月=(2017年11月~2018年10月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年11月=(2017年12月~2018年11月の合計)/12ヶ月
年計平均2018年12月=(2018年1月~2018年12月の合計)/12ヶ月
年計平均2019年1月=(2018年2月~2019年1月の合計)/12ヶ月
年計平均2019年2月=(2018年3月~2019年2月の合計)/12ヶ月
年計平均2019年3月=(2018年4月~2019年3月の合計)/12ヶ月
この値をできるだけ長期間並べて視れば、実力が上がっているかどうかは、明確に判ります。
各月について、直近1年間の売上げがすべて入っているため、特別な出来事に左右されない指標だからです。
KPIとして、ぜひ採り入れてみてください。